そろそろクリーニングの季節
漸く暑かった夏も終わりメンテ作業してもいいかなーという時期になりました。という訳で買っておいたまま放置していたエンジンコンディショナーでインテークマニホールドの清掃をしたいと思います。やり方はググってどこかのページにあったのを丸パクリしてやりました(酷い)
今さっきそのリンク元を探したんですが、見つからなかったんですよね…
作業開始

まずエンジンフードカバーを外します。で、真ん中の黒い網目みたいな所がインテークマニホールドです。

この右端にあるのが、吸気空気圧センサー。通称MAPセンサーというやつです。ちなみにこのMAPセンサーは
- S60 V60 (2011-2018)
- S80 (2007-)
- S90 V90 (2017-)
- V40 (2013-)
- V60 (2019-)
- V70 (2008-)
- XC70 (2008-)
- XC40
- XC60 (2018-)
- XC60 (-2017)
- XC90 (2016-)
と同じものなのでかなりの汎用品だと思います。海外だと50ユーロくらいで売られているので定期的に交換しても良いかもしれません。大気圧センサーが故障するとアイドリングが不安定になったり燃費が悪化します。特にディーゼルはカーボンが蓄積しやすいのでセンサーに異常が起こりやすいはずです。

実際に外してみると…酷い有様でした。常に軽油添加剤とエンジンぶん回しをしていてもコレなので、町中でしか走らない・いつも10分程度しか走らない車両だと、どんな状況になっているか…想像するだけで怖いです。マツダのディーゼル車両でも比較的この辺りは問題になっていて、「マツダ ディーゼル 故障」で検索すると対処方法が腐るほどでてきます。ただマツダ車に限らず欧州車でも当然起こります。更に言えば使い方からして欧州車ディーゼルの方がより酷いとは思いますけれどね。町中を適当に流す人が多いでしょうし。
ちなみにこの車両はAdBlue非対応車両ですが、幸いな事に今まで一度もDPF警告灯が点灯した事はありません。

位置はここです。トルクスねじで止まっているので、外して引っこ抜けば外れます。とても簡単です。

ホールから覗き込んでみましたが、端にカーボンが付着しています。中もそれなりに汚れてはいるでしょうね。
治具の作成

バイク用の燃料ホース、内径9.5mmx外径13mmを用意しました。この内径9.5mmがセンサーにすっぽりハマります。外径13mmの方は車体側に差し込むと、これまたぴったりです。先人の知恵は素晴らしいですね。そこに切れ目を入れてエンジンコンディショナーのスプレー先を突っ込んで、漏れないように自己融着テープでぐるぐる巻きにしました。
洗浄開始

まずはセンサー部分の汚れをコンディショナーで取っていきます。センサー部分の太さが1.5倍くらいになっていたので、これでだいぶキレイになりました。

次に治具を差し込みます。車体側もセンサー側も本当に差し込んでいるだけです。センサー側もきっちり密着しているので、このままエンジンコンディショナーを吹けば吸い込まれていくはずです。
まずは5分程アイドリングさせてエンジンを温めます。

温まったら、エンジン回転数を2000-2500rpmで固定します。自分はその辺にあった木の棒と椅子で位置調整して合わせました。

注入するとエンジン回転数が自動的にハネあがります。3000rpmくらいまで上がるので面白いです。ちゃんとコンディショナーの影響が出ていますね。
こんな感じです。アイドリングに戻した状態で吹くと、エンジンがハンチング状態になります。空気量が足りてないんでしょうね。

多少漏れますが気にしないで一気に全量吹きました。
完了
吹き終わったら、そのままエンジンを2分程アイドリングさせてから停止して、センサー類を全て元通りにします。周辺はパーツクリーナーを吹いて綺麗にしておきましょう。
その後は試走したり、駐車場でニュートラルに入れてエンジンをぶん回し続けました。エンジンの吹けがよくなったような気もしますが、数日前より気温が圧倒的に下がっている(35℃ -> 23℃)なので、まっっっったく参考になりません(笑)
ただ少なくともセンサーに溜まったカーボンは除去できたので、こういった定期的なメンテナンスは大事だと思います。ディーゼルは特にその傾向が強いので、自分で定期的にメンテナンスする方以外にはオススメできませんね。例えば、タイヤの内圧っていつ確認したっけな…?みたいな方は絶対にトラブるので、止めた方がいいと思います。良くも悪くも手が掛かります…