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Xiaomi 13 Ultra レビュー & BLU & & Global ROM化 & euROM化 & root化

全部盛りセットでレビュー!

Xiaomi 13 Ultra、買っちゃいました。。元々 Xiaomi 12S Ultra に凄く惹かれてたんですよ。自分はスマホでゲームしないので性能をカメラ寄りに振ったのが欲しかったんですが、まさに12S Ultraがそれでして。ただ価格はずっと下がらず、どうしようか迷っていたら、Xiaomi 13 シリーズが発表。

Xiaomi 13 Pro も悪くなかったんですが、食指が動かなかったんです。今が Xiaomi 11T Pro でぶっちゃけ不満は無かったし何より11T Proの完成度(そしてコスパ)がかなり高かったので、今更なー…と思って居た所に、Xiaomi 13 Ultra が発表されたんです。価格も発表特別で Xiaomi 13 Pro とほぼ同額。

もうこれですよ。これしかないですよ。

という訳で。注文ができるその日の内に jd.com で購入しちゃいました。購入したのは、一番コスパが高いと思われる16GB RAM + 512GBストレージ の 6499元(約126,000円) です。クラウドやNASを併用している自分はストレージは1TBもいらないですが、256GB(5999元/約117,000円)はコスパが悪い。その辺りのバランスで一番良いと思うモデルをチョイスしました。

4/18 発表、4/21発売、4/28到着が…

という訳で 4/21 に購入したのはいいんですが、4/28 には東欧に居たので受け取れず。最終的に受け取れたのが5月も中旬に入ろうか…という状態でした。本当は日本初レビューしたかったのに!!!まぁとは言え、メーカーから借りてレビューしてる人達と違って、こちとら自腹ですからね。好き勝手に書かせてもらいますよ。

購入機のスペック

ブランドXiaomi
モデルXiaomi 13 Ultra
カラーブラック
ディスプレイ6.73インチ
ゴリラガラス コート
Pro HDR
Dolby Vision HDR10+, HDR10, HLG
解像度20:9 3200 x 1440 (WQHD+) AMOLED 522ppi
リフレッシュレート60/120Hz (touch 240Hz)
OSMIUI 14 (Android 13)
CPU(SoC)Snapdragon 8 Gen 2
RAM16GB(LPDDR5X)
ストレージ512GB
SIMカードデュアル nanoSIM対応
マイクロSDカード非対応
搭載カメラLeica VARIO-SUMMICRON 1:1.8-3.0/12-120 ASPH

フロント:32MP (F値 2.0)

リア:50MP(メイン23mm・望遠75mm・超望遠120mm・超広角12mm) 可変絞り搭載
23mm メインカメラのセンサーは Sony IMX989 でF値が1.9/4.0の可変絞り
75mm 望遠レンズはF値が1.8
120mm 超望遠レンズはF値が3.0
12mm 超広角レンズはF値が1.8、オートフォーカス対応

24fps / 8k動画撮影可能, RAW撮影可能
スピーカーDolby Atmos対応 デュアルスピーカー
生体認証画面内指紋認証・顔認証
バッテリー容量5,000mAh (90W急速充電対応) / 50Wワイヤレス充電対応, リバースチャージ対応
対応通信規格Bluetooth 5.3
Wi-Fi 6E
GPS (デュアルバンド対応)
NFC
対応バンド5G: n1/n3/n5/n8/n28a/n38/n40/n41/n77/n78/n79
4G: FDD-LTE: B1/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B26
4G: TDD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41/B42
3G: WCDMA: B1/B4/B5/B6/B8/B19
2G: GSM: B3/B5/B8
CDMA 1X: BC0
防水・防塵規格IP68
本体サイズ163.18mm × 74.64mm × 9.06mm
本体重量約227g

いやあ、強烈なスペックですね。Snapdragon 8 Gen 2 というだけで Antutuベンチ120万を軽々超える上、カメラに特化した機能満載です。227gは確かに若干重いですが、今まで11T Proを使っていたのでそれほど気になりませんでした。

開封

高級感のあるマットな質感の箱、そして90W対応の充電器・純正ケースが付属していました。ライカロゴがにくいですね。

この迫力たるや。50MPクラスのレンズ4発はやはり圧倒されます。まあ随所で レンタル品レビュー が沢山あるので雑に紹介していきます。筐体背面のレザーの質感はカメラを意識している感じでとても良いです。

まぁケースつけるんで見えなくなりますけどね

ちなみにケースとディスプレー用のフィルムは同時期に購入済みです。自分は素でスマホを持つのが大嫌いなので、必ずケースとフィルムはつけています。(おかげで売却する時も高値が付きます。ほぼ無傷なので)
特にこの機体の場合、レンズ部分が数mm出っ張っているので素で持ち歩くと速攻で傷つくと思います。筐体自体は9mm程度と薄いなー…って感じですね。

USB は Type-C 3.2 Gen1 に初対応。高速通信が可能です。

もっとも対応してる送信側が自宅に無いんですけどね

宝の持ち腐れです。

起動・セットアップ

バッテリーは49%程残っていた状態でした。なので起動試験をしちゃいます。

Xiaomiを使った事があれば見慣れた画面ですね。ディスプレーの発色が異常に良いのが○。Snapdragon 8 Gen 2 のおかげなのか、16GB(LPDDR5X)のおかげなのか判りませんが、セットアップはサクサクです。タッチの感じも良く、iPhoneのような反応の良さ…と言えば伝わるでしょうか。汎用OSのAndroidは専用OS,専用筐体のiPhone9+iOSに比べて若干のもたつきや遅れを感じますが、もはやそれは過去の話のように思います。

購入した筐体は当然中国版なので、言語は中国語や英語といった標準的なもので日本語は当然ありません。日本語を使う事はできますが、素のままでは難しいでしょう。利用する地域をインドあたりにして、テーマからフォントの “mejiro” 辺りを導入しないと使うのは難しいと思います。

Global化するんで関係ないんですがね

さて、セットアップはさくさく進みます。

このエッジディスプレイ。端の方が丸みを帯びたディスプレイですが、すっごくいいです。スワイプする時も引っかかりが無いし、何より指にとても優しいです。これは当然ハイエンド機を使っていた人にとっては「今更?」でしょうけれど、この筐体はカメラが主体です。カメラとして構える時にはどうしてもディスプレーの端を持つ事があるんです。そういう時に感触が良いというのは、地味ですがストレスになりません。

自分は特によくカメラを利用するのですが、構えた状態で設定を変えようとしてスワイプします。ここでの触感が良いのは嬉しいんです。地味に。ベゼルとディスプレーの間の段付き、とまでは言いませんがほんの少しの段が気になるんですよ。それが無いのはとても嬉しいですね。

OSが起動しました。Mi関係がてんこもりですね(嫌だなー)。
MIUI 14.0.2 (TMACNXM)、Android 13 で RAM16GB+3GBの拡張メモリ。下手なノートパソコンよりRAMありますね。。Snapdragon 8 Gen 2 はオクタコアの3.19GHz。kernel 5.15.74 で ベースバンドも Mar 25 とギリギリまで開発していたのが判ります。気合入ってるなーって思いました。

そこから即アップデートが掛かり、MIUI 14.0.11 になりました。このリビジョンの上がり方から見ても見切り発車とは言いませんが、本気で開発しているように感じました(技術者的な視点)

とっととBLUします

というわけで、さっさと BLU(Boot Loader Unlock)します。だってコレしないとFastbootからOS入れられないんですもん(笑) Xiaomi + MIUI の BLU のやり方はそこら中に落ちているので省きます。めんどいし。

168時間だったかな? 待ちました。ええ、待ちました。こんないい筐体があるのに生殺しです。Unlockボタンを押すまで、本当に長かったです。

はい、BLU完了しました。(OEM unlocking)

euROMが出てた

fastboot版の Global ROM が公開されていたので、それを導入しようかなーと思っていたらeuROM(xiaomi.eu)というカスタムROMが公開されていたので、速攻ダウンロードしてそちらを焼く事にしました。ハイブリッドROM(fastbootでもtwrpでもどちらでも導入可)なのですが、13 Ultra の TWRP はまだ公開されていないので、fastboot から導入します。

ダウンロードしたものを解凍して、windows_fastboot_first_install_with_data_format.bat を叩くだけ。データを消したくない場合はもう一方のバッチファイルを動作させてください。

ね?簡単でしょ?(圧

あとは、 fastboot.exe reboot すれば euROMで起動します。

euROM(Global ROMベース)なので、当然日本語が選べます。この流れでそのまま root 化しましょう。

root化 ※注意が必要

当然DIYなので完全自己責任でお願い致します。私は何があっても関知しません。当然ですが機材が壊れる可能性もあります。作業には十分注意して行ってください。当然当方は一切の責任を負いません。

基本的には、Magisk で boot.img にパッチを当てて、それを fastboot で焼くという一般的なやり方です。詳しくはググってください。ただ、Xiaomi 13 Ultra は注意が必要です。init_boot.img にパッチを当てて、それを init_boot に焼く必要があります。今まで通り、boot.img を焼いたり init_boot.img を boot に焼くと文鎮化します。こうなるとひたすら面倒なので気をつけましょう。

 fastboot.exe flash init_boot magisk_patched-26100_lcKHr.img

※ファイル名は任意です。パッチを当てた時に出力されたファイル名にしてください。
気をつけるポイントはさっきも言った通り、init_boot.img にパッチを当てたものを init_boot に焼く事です。

はい、完了しました。
Magisk + Zygisk + LSposed で動作しています。Gpay SQLite Fix と Universal SaftyNet Fix をモジュールとして入れています。あとは、LSposed で DevOptsHide + Hide MyApplist + MinMinGuard + TwiFucker + WooBox for MIUI と入れています。

何を言ってるか全く理解できない人は root 必要無いのでやる必要はありません

という訳で運用できる状態になりました。

圧倒的な描写力!!

まずは何も言いませんので、こちらをどうぞ。

(無加工です)他愛もない写真ですね。何も設定せず構えもそこそこでまあまあ暗い中で撮った1枚です。。じゃあ本番いきます。

打ち合わせした後、その近くで撮りました。夜の街灯の明かりだけ。
当然フラッシュも無く、適当に構えて撮った写真がこれ。

しかも夜景モードじゃありません。

ブログに載せる際に圧縮されちゃうので細かな所は伝わりにくいと思いますが、背景のボケ味といいちょっと信じられないです。今までの Xiaomi 11T Pro では夜景モードにして気合を入れて撮らないとこんなのは撮れませんでしたが、ちょっと構えて気楽に撮ってフラッシュ無しでコレです。ちょっとビビります。

夜景モードにして、x0.5・x1・x3.2・x5 と撮ってみました。スマホカメラは暗所で非常に弱いので、これが性能を見る良い方法だと思います。当然無加工です。勿論フラッシュなんかありません。x5でも手ブレが相当抑えられていて、遠方のLEDの数字が何とか読み取れます。ビックリ。

プロモードにしてちょいちょい設定を弄って撮った写真がこちら。ブログだと圧縮されちゃうのが惜しい!!!50%に圧縮したら普通にデジカメで撮ったんですか?くらいの絵が撮れます。

さすがに街灯自体を撮るとレンズフレアが出ますけれど、それでもかなり優秀です。何度も言いますが、夜の手持ちで夜景モードじゃなくコレですからね。1インチセンサーの実力すげぇ…と思わざるを得ません。

またお出かけしたら写真を撮って追記します。

デメリット

とまぁ色々とすげーすげー言いましたが、当然デメリットはあります。

  1. 重い
  2. レンズの出っ張りが邪魔
  3. アホみたいに熱くなる事がある(触るのを躊躇するレベル)
  4. やっぱり値段は高い
  5. (euROMのせいか) まだOSの動作が若干不安定
  6. スピーカーが若干チープ(ゲーミングに比べて)
  7. バッテリーの持ちは若干悪い

この位です。レンズの出っ張りは性能との引き換えなので仕方ないですが、ケースは必須だと思いました。そして3の熱。euROM焼いたりしてる時は、これ大丈夫なの…?というレベルで熱くなっていました。恐らく、8K動画を取り続けてもこんな感じになると思います。冷却システム自体は搭載しているのですが、それでも追いつかないレベルかと思うと改善の余地ありかな、と思います。5.や7.はその内に改善されていくと思いますし、6.はそもそもゲーミング目当てでは無いので、デメリットというデメリットではありません。デュアルスピーカーですし、Dolby Atmos対応なので一定以上の品質は保っています。

4.の値段ですが、iPhone14 pro + 512GB で194,800円とかするので、それに比較すれば…とは思います。が、13万近い金額を払うのは躊躇する人も多いと思います。とは言え、ちょっとした旅行なんかではコンデジすら持ち歩かなくてもいいというのはメリットしか無いでしょう。RAWでも撮れますから後で編集もできますしね。(UltraRAWという謎モードもある)

こんな感じですが、個人的には用途にマッチしててこれが最適解かなーという感じですね。
まずは簡単なレビューでした!

euROM v14.0.11 はバグ多め

euROM v14.0.13 が公開されているので、アップデート推奨。
v14.0.11 の自分が当たったバグ

  • 一般回線通話やLINE電話等で自分の音声が相手に届かない ( v14.0.13 で修正 )
  • 壁紙が真っ黒になって変更できない <- Mi wallpaper の再インストールで直った
  • ローテート(画面の自動回転)が機能しない ( v14.0.13 で修正 )
  • 上記のせいで写真を撮る時に、横持ち・縦持ちにしても縦持ち固定になってしまう ( v14.0.13 で修正 )

euROM v14.0.13 のバグ

  • 着信時に電話が鳴るまでの時間が長い or 鳴らない事が多い

Antutu ver 9.5.7 記録

「Xiaomi 13 Ultra レビュー & BLU & & Global ROM化 & euROM化 & root化」への2件のフィードバック

  1. cn版13proを使ってます。
    Gpay SQLite Fixを入れたいがどこを探してもないです。
    どこにありますか。

  2. >saikyou888 様
    作者様が公開を止めてしまったらしいですね。
    再配布は禁止となっているので、どこからか見つけるしか無いと思います。
    自分は手持ちにあるのですが、表立って配布する事はできないので申し訳ございません。。

    https://4pda.to/forum/index.php?showtopic=826244&st=21180#entry113589374
    一応探したらココにありましたが、ダウンロードの仕方は不明でした。
    参考になれば幸いです。

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