コンテンツへスキップ
ホーム » Volvo ボルボ S60 D4 MY16 ツライチにするぞー!

Volvo ボルボ S60 D4 MY16 ツライチにするぞー!

  • Car, DIY

基本はバカなんです

今時ツライチもへったくれも無いと思うんですよ。世の中にはSUVなる町中しか走れない車高が高い車が溢れている中、そんな流れに逆行するかのような、ローダウン・ツライチ。何の事やら…?という人が大半だと思います。

ローダウンは車高を下げる行為。重心が下がるので走行安定性は高くなりますが、使い勝手は著しく下がるというアホな行為。
ツライチはタイヤが車体より引っ込んでいるのを車体ギリギリ(車検の範囲内)まで外側へ出す行為。見た目以外に全く価値が無く、路上枠駐車や立体駐車場では常に気を使うという愚かな改造。

なんです。はっきり言って

自己満足の塊

なんです。ええ。そんもんに大金をつぎ込むのは愚かなのかも知れません。

人は愚かなのです。特にお前(瀬●内●聴)

当然DIYなので完全自己責任でお願い致します。私は何があっても関知しません。自信が無ければ本物を購入してプロに取り付けを頼むべきだと私は思います。この記事を読んで失敗しても、私は全く責任をとりませんのであしからず。プロへの支払いは安心と保険を買うものだと認識しましょう。

用意するもの

  1. ロングホイールボルト ボルト径M14・ネジピッチ P1.5・テーパー角 60度 首下40mm 20本+4本(予備)
  2. ツバ付きハブリング 73mm -> 63.4mm 4枚
  3. ホイールスペーサー 10mm 5H PCD108 (ハブ径 73mm・外径 150mm・A6061-T6 アルミ鍛造) 4枚
  4. ホイールセンターキャップ ハブキャップ 外径64mm 4枚

まずスペーサーは10mmを用意しました。フロントはギリギリ、リアは余裕綽々のサイズです。あくまで個人的な見解ですが、10mmまではスペーサー。それ以上はワイドトレッドスペーサーを使った方が良いと思います。

特に国産車の場合はハブボルトの打ち替えが必要になりますが、大体はM10かM12だと思います。これを延長すればする程、強度が必要になります。+20mmという感じで延長すると強度がいくらあっても若干怖いです。大体これらが折れる時には最大荷重が掛かっている=速度域が高い時なのですから。

対して外車はM14という太いサイズなので国産車より強度がありますし、ハブボルトを打ち替えする必要がありません(ホイールボルトを差し込むので)。それでも経験上やはり+10mm以上は伸ばしたくありません。+10mm以上はワイドトレッドスペーサーをオススメします。純正は30mmなので+10mmの40mmホイールボルトを24本用意しました。ボルトの強度が不明だったので、折れた時の事を考慮して多めに買ってあります。
テーパー角とネジピッチは絶対間違わないようにしましょう。テーパーは丸テーパーというものもあります。これだとホイールがちゃんと止まりません。ネジピッチは言わずもがな。ピッチが合わないと全く止められないので間違えるのは論外です。

次に必要なのがハブリング。社外ホイールをつけている場合には必須だと思います。社外ホイールはどんな車種でも取り付け可能なように中心部分が広めになっています。そうなると、ホイールのセンターがきちんと出ていない状態となるのでハンドルのブレが生じたり、ホイールボルトに負荷が掛かります。アルミハブリングはせいぜい1~2,000円程度なので絶対に装着した方がいいと思います。特にスペーサーを入れるなら必須だと思っています。

ボルボ(S60)のハブ径は63.4mmです。ホイール側が73mmなのでそれをハブリングで63.4mmにします。ちなみに古いボルボだとハブ径は65.1mmです。

ハブキャップはお好みで。
(↓ 色々と揃えるのが面倒くさい方 用)

こんな感じです。ERST製のはとても良いのですが自分は貧乏なので個別に揃えました(笑)
アルミスペーサーは格安品があるのですが、A6061-T6 アルミ鍛造は譲れなかったので少し高いものを購入しています。雑に言えばジュラルミンに次ぐ程の強度があります。普通のアルミスペーサーは若干脆いので、安心を買っています。

実作業!

言うて大した事はしないんですけれどね。ホイール外してスペーサーかましてホイールつけるだけです。はい。
まずは初期状態のチェックから。

フロントは初期状態でもまーまーですね。リアは恐ろしく引っ込んでいます。おそらく+20mmでも余裕で入るかと。
ちなみにホイールは18インチ 8J オフセット+50、タイヤは前後とも以前レビューした Continental ExtremeContact DWS06 215/45ZR18 です。ショックアブソーバーは純正、スプリングは Vogtland Sport Lowering Springs を入れています。海外に行った時に買ってきたのですが ¥11,121 でした。(↓ このメーカーです ※車種違い)

そういえばこの車、標準でリアキャンバーがかなりついているんですよね。ローダウンしているとはいえ、3度以上ついてるのにはびっくりです。

とりあえずボルト緩めてジャッキアップして、ウマ掛けたらホイールを外します。

ホイールボルトの差。+10mmは長いですね。ちなみに頭がM19からM17になっています。どのホイールでも使えるようになっているんでしょうかね。ボルト部分の強度には差がない(M14)なので、そのまま使います。

スペーサーにハブリングを組み込みました。これで73mm -> 63.4mmとなります。組み込み時にはコパスリをつけています。ここが噛んでしまうと二度と外せなくなる可能性があるので…

コパスリはボルトやナット・ネジ部に使って固着や焼付・サビ・酸化を防止する機能があります。ちなみにホイールボルトにも付けますが、若干緩みやすくなるので一度軽く走行したら必ず増し締めしてください。

このスペーサーはマルチ(100/108/114.3)なので、穴の合う位置に合わせます。合わせたら目印をつけておきます(3枚目)
本当はポスカでつけるのですが何故かどっかに行ってしまったので、とりあえずシャシブラックを吹き付けておきました(酷い)

車体側のハブリング部分にもコパスリを塗っておきます。
納車時にここが固着してホイールが外せなくなり、お店に持ち込んで15分程店員さんとゴムハンで叩き続けてようやく取れたという事がありました。(納車整備代って一体何なんすかね)

ボルトを締めます。☆を書く順番で均等に締めていきましょう。締め付けトルクは140NMです。

結果!

フロント側。かなりキワキワまで来ていますね。軽く揺すったり押し込んでみましたが、フェンダーとの干渉はありません。勿論ハミタイしている事もありません。

リア側。まーまーですが、やっぱりあと10mmは外に出したいですね…。とは言え、キャンバー角も相まってなかなか迫力があります。実質20mmダウン程度のダウンサスなのでそれほどキャンバー角つく程でも無いんですけれど、キャンバー調整器具つけてもいないのにコレだから外車恐るべし。

これで10km程走行したら、再度トルクレンチで増し締めしてください!

余談ですがレース車両も初日の練習走行の初走行は、アウト・インと言ってピットアウトして一周回ってそのままピットインします。そこでボルト(ナット)の増し締めとボンネットを開けて各部のチェックをします。毎回メンテナンスをする車両なので工場でバラしたりするのですが、そこは人間の作業なのでミスも起こりうる訳です。なので、練習走行の初走行は必ずこの儀式を行います。

走行会なんかでも、コレをやるだけで「おっ?」と思われるので通ぶる事ができます(笑)
いやホント、安全大事なんですよ。。

最終版。

フェンダーアーチに少しタイヤが掛かる位でおとなしめですが、いい歳したおっさんが乗る車ですし希望の車高とスタイルになったので満足しています。費用もバラで購入したので1万ちょいくらいでしょうか。外車もちゃんと調べればこうやって貧乏チューンできるので、臆せずに色々と試して欲しいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください