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初期型 10系アルファード 車内wifi環境をMVNOで構築しよう!

  • Car, DIY

メインイベント

今回のメインイベントです。最初からこのアルファードを買った時に、移動型リムジンオフィスを意識していました。アルファード ロイヤルラウンジ というグレードがあったのですが、アレを目標にした感じです。でも、世界のトヨタが1000万近くするモノをただの素人が同じ事をしようとしても無理があります。

だったらせめて何か勝てるモノ…そして自分の技術アピールができる事は何か?と考えて、行き着いた先が…車内に YAMAH A RTX810 + Cisco Aironet でネットワーク環境作ったら面白いんじゃね?と思いまして。

幸いな事に、たまたま自宅にはテストで使った RTX810 と Cisco Aironet 37xx が落ちていたので、これを使わない手は無いだろう!という事で設計してみました。

回線は…

とはいいつつも、車に光回線を敷く事は不可能です。それならば MVNO(SIM) 経由でインターネット接続ができないか?と考えて調査開始。世の中には同じような事を考えている方はいて、RTX810のバックアップ回線として、SIM経由で通信している人達がいました。その情報を元に、動作確認が取れているモノをヤフオクで購入。docomo L-03D Xi です。

ここに、iijmio のSIMを突っ込んで RTX810 に挿して適当な config をでっち上げて通信テスト。問題なく通信ができた事を確認したので、今度は Cisco Aironet 37xx の config もこれまた適当にでっち上げて RTX810 と接続。ちゃんと SSID が表示されて通信ができた事を確認。これを車内に積み込む事にしました。

ちなみに PoE ですが、スイッチを置くと面倒な事になるので、PoEインジェクター(Aliexpress)を買いました。

電源はAC。

ここから拝借。電源タップを経由して給電される事を確認。

仮設置。ここで問題が。エンジンが切れると給電も切れます。その度にルーターが入ったり落ちたりするのは、とても都合が悪い…と、いう訳でポータブル電源経由にすることにしました。ちょうど格安セールをしていた、ALLWEI ポータブル電源 78000mAh/280Wh純正弦波 をボードの下に突っ込んで、タップをここに挿します。このポータブル電源への給電は車内コンセントにしました。いづれは、ソーラーを天井に取付する予定なので、そちら経由でも充電できるようにしたいと思います。(MPPT制御できるので)

いいですな!! (自己満足)

Cisco Aironet を PoEインジェクター 系でRTX810とつなぐ

RTX810 + SIM + 有線で通信できたので、次は wifi をつなぎます。まあ部屋でテストしてたので問題無いと思いますが…

あっさり通信待機状態に(笑) wifi機器が接続すると、LEDが青くなります。日本初じゃないですかね、車内に Cisco Aironet 37xx が設置されたの (笑)
こんなナリしてますが、一応ネットワークエンジニアでサーバとネットワーク、ちょっと判るんです。。

携帯と繋げてみました。青色LEDになり通信ができています。当然エンジンは掛けていません。ポータブル電源経由で通信しています。
これ、災害時にもいいですよね。基地局さえ死んでなければ、この車の中にいるだけで wifi でも有線でも通信できて色々な情報が取得できます。自分の目指したコンセプトがまさにコレなので、そんな状況でも仕事できる!!というのが自慢です。

iijmio のプランも考えないといけないなぁ…

最終形。

さて、どこにマウントしたでしょうか?

Aironet の青色LED結構明るくて邪魔だったので、テレビボードの右脇にこっそり設置しました。このLED自体は設定で消せるんですが、それだとトラブルシュートに時間が掛かるので消すのは止めました。

ちなみにテストでドアを開けた状態で歩いてみたら、50m先のコンビニの近くでもアンテナ立ってました(笑)
ニンテンドースイッチを持ち込んで、ドック経由でテレビに映してみたら普通に”部屋”でした。快適にネット対戦できました。これなら同乗者を飽きさせないで済みますね。Netflexも問題なく見れます。

ちなみに車内wifiだけなら、ポータブルwifiでいいんですよ。そっちのが絶対楽ですし。
でも今回は自分の技術アピールもしたかったし、何より

Cisco Aironet が車内にある

って、マジでロマンじゃないですか?
ロマンじゃない……?

そうすか……( ´・ω・)、

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