VOLVO ボルボ 静音化計画 その2 運転席・助手席部分

続き。

自分の親族には聴覚過敏の障害を持っている方がいます。度々乗せる事があるのですが、いつも耳栓をしているのでこれが少しでも負担軽減できたらなぁ…というのがきっかけです。(おさらい)

静音ポイント計画

  • エンジンルームからの遮音
  • (済) エアロバランスによる遮音(静音計画)
  • ホイールハウスからのロードノイズ遮音
  • ドア内張りからの遮音
  • ドアとボディの密着部分の遮音
  • シート下の遮音
  • (済) トランク下の遮音

助手席側から施工



まずこのツイーターを外します。窓を全開にして、内装剥がしでこじれば簡単に取れます。配線が走っているので慎重に。

今回利用した防振材とスピーカーはこちら。

防振材は前回のまま。スピーカーは海外から輸入したKICKERが余っていたので、それを使いました。ツイーターも同様です。

ちなみに、カロッツェリア(パイオニア) インナーバッフル。ボルボ用とか書いてありましたが全く径が合いませんでしたので、めっちゃ加工しました。。



引っこ抜くと3点で止まっている事が判ります。緑のコネクタ(BLIS用)とグレーのコネクタ(ツイーター用)を外せば取れます。



ドアの中央部分にT25のトルクスボルトが2本あります。これを外せば終わり。

終わり?というか、あとは全部内装剥がしでこじってやれば取れます。。こんなに簡単に外せるドアの内張りは初めてでした…これを参考にすれば誰でも外せます。



この上側のクリップがうまく外せるかですね。基本は引っ張るだけなんですが。

内張りを剥がしたので防振材を貼る



各コネクタ類の外し方はさっきの動画を見て下さい。慣れれば5分掛からずに内装が剥がせます。



こちらが内装の裏側。真ん中の黒い部分がドアポケットですね。このヘンもビビり音も対象になりますし、がっちり補強していきましょう。音の侵入だけで無く、こういうプラスチックの補強も地味に効いてくるので参考にしてください。



モジュール構造の内装、周囲のボルトを全部外してもドアの鉄板までたどり着けません…という訳で自分は妥協してここから手の入る範囲で防振材を貼りました。



具体的にはこんな感じです。この間にぶっとい梁が入っていて、側面衝突からの衝撃を防いでくれます。それ以外の鉄板部分に防振材を大きく貼り付けました。



ドア側にはこんな感じで防振材をデッドニングの様に貼り付けています。サービスホールは一切塞がずにパーツがきしむ辺りへ重点的に貼りました。窓枠近くに横へ細長く貼ってあるのは、ここからの音の侵入を防ぐ為です。ドアの前側にも縦に細く貼ってありますが同じ理由です。

モジュール構造体とドアは数箇所だけ止めて動きを制限しています。勿論不要な穴は全て塞ぎました。スピーカーは交換予定なので取り外してあります。

実はかなり効果的な密着用ゴム



写真を取り忘れた(現在修理中で入庫)の為、ネットで画像を拾ってきて加工しました。この赤線。何だと思います?ここに密着性を上げるゴムを貼り付けました。使ったのはコレ。

リアハッチ用ですが、自分はこれをドアに取り付けました。音は密着性の低い所から侵入してきます。ドアとボディが密着する部分には全てこのゴムを取り付けました。座った時に耳の辺りへ来る部分には特に気をつけて貼ってあります。

このBLISの後ろ側にもこんな感じで貼り付けてあります。



これ、効果絶大でした。どのくらいかと言うと、対向車線の車とすれ違う時の風の音が全くしなくなります。すり抜けてくるビクスクのうるさいビチビチ言う排気音も、プチプチプチプチ程度の可愛らしい音に。ロードノイズもかなり聞こえなくなったのが驚きです。このお陰(というよりリアと両ドアをやった効果もありますが)で、聴覚過敏の方が耳栓無くてもギリギリ耐えられる、耳栓していればかなり快適なレベルまで遮音する事ができました。

現在修理中で入庫と書きましたが、今2018年式のV40を代車として乗っています。これと比較すれば一目瞭然。ブラインドテストしてみましたが乗って10秒でバレました。その位、遮音性が上がります。

ただドアの閉まりがとても悪くなるので、かなり勢いをつけないとちゃんと閉まりません。閉まる音も更に重いドムッて感じに変化しました。比較はできませんが経験上だとベントレーと似たような音ですね。

二度とやりたくないツイーターの加工…

ツイーターは純正風味を生かしたかったので、元々ついていた純正品と交換…ですが、これ取り外すのが本当に至難の業でした。BLISのフィルムケーブルは走ってるわ、固定してる所が全て圧着して溶かして固定してあったので、ドリルでもむ必要もあるわ…あげくのハテには買ったツイーターの方がサイズが大きかったので、そのツイーターのガワのプラスチックも全て破壊するという…手が死ぬかと思いました。




純正ツイーターも溶かして固定されているので片っ端から切って外していきます。右側が購入したKICKERのツイーター。全て綺麗に外してあります。



最急的にはサイズもピッタリ合わせて純正ツイーターがある位置へKICKERのツイーターを埋め込みできました。固定方法はレジンでやっています。位置合わせをしつつレジンで仮固定して、向きや位置があったら数カ所を本留めします。あとはツイーターのスピーカーが枠から外れないようにレジンを流し込んでUV照射して完了。ツイーターケース?を固定していた所にも当然レジンを流して固定しています。

外から見れば純正なので加工されているとは全く判らないと思いますが…二度とやりたくない。。これを生業にしている方々、本気で尊敬しますわ…自分もプロと比較しても見劣りしない作業を心がけているので、時間ばかり食います…

騙されたスピーカーバッフル…



ボルボ対応って書いてあったやんけーーー!とツッコミしたくなったのが、スピーカーバッフル。あてがってみると、ドア側の膨らみと干渉しまくって内張りが全く付きません

仕方なく、バッフルの下1/4をカットしました。更にそのままだと純正のボルト穴が使えないので、こちらもバッフル側のネジ穴を延長加工しました。これで純正のネジ穴が使えるようになったので固定できます…

スピーカーをバッフルに取り付ける際も、全ての接着面に防振材を挟みました。バッフル->防振材->スピーカーという感じです。スピーカーはとにかく震えるので、この震えを解消しておけばビビリ音も減るという考えです。

スピーカー用の純正コネクタはそのままでは利用できないので、配線を割り込みさせました。スピーカーを取る時だけは面倒ですが、内張りを剥がすだけなら関係無いので問題は無いはずです。

ここでも大量の防振材を使ったので、近くに通っている純正ケーブル系は全て自己融着テープで保護してあります。場所によっては、ツイストチューブで保護するようにしました。こちらも純正ケーブルの束ね方…結構雑です(苦笑)

内張の裏側も加工



内張の裏側です。元々共振しそうな所や薄いプラスチック部分全てに防振材を貼りました。遮音シートにしようか迷ったのですが、とにかく防振材が余って勿体なかったので(笑)

ドアポケットはキシミ音の原因になるのでモノが入っても軽いポコポコした音がしないように全面的に防振材を入れてあります。

ドア上部、肘が当たる付近や耳に近い所には重点的に防振材を貼りました。逆にスピーカー側は最低限にしてあります。スピーカー側でがっつり固定しているので、ここが共振する可能性は低いと思いました。ただ、ドア内張の側面には全て防振材を貼ってあります。全部で2kg程増えましたが、別に気にしていません。



運転席側もばっちり。助手席側と貼り方が違うのは「適当」だからです(笑)

いや、一応考えてはいるんですが、まぁ動かなきゃいいかなー的な。防振材余ったから無理矢理貼ったとか…何とか…

完成!



こうやって見ると何時間も掛けてやった作業が全く見えなくて残念ですね!(笑)

とは言え、遮音効果は本当に絶大でした。聴覚過敏の方が「めっちゃ音が静かになった」と太鼓判を押すレベルにはなったので、そこそこやった甲斐はあったと思います。代車のV40はやっぱり遮音してないからうるさいねーとボヤいていました。その位の差が出ます。

走りに関しては変わった雰囲気ではありません。ただボティとドアの密着率が上がったので、段差を乗り越えた時のギシギシ感とか窓のギシギシ感は減ったと思います。

それから導入したKICKERのスピーカーがめっちゃ良くて、安い割にはかなり良い音が出ました。これもデッドニングとの相乗効果ですね。早速車両のイコライザ設定とかバランスを見直しました。

この中でオススメするとしたら、やっぱりゴムですかね。ボディとの密着率を上げると途端に遮音性が上がりますし、売る時は取っ払えばいいし、誰でも安く簡単にできて満足度の高い作業だと思います。

残務

  • (済) エンジンルームからの遮音 <- 時間予告
  • (済) エアロバランスによる遮音(静音計画)
  • ホイールハウスからのロードノイズ遮音
  • (済) ドア内張りからの遮音
  • (済) ドアとボディの密着部分の遮音
  • シート下の遮音
  • (済) トランク下の遮音

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