ダイエットに目覚めた訳では無い。
このネタで随分ダイエットに興味を持った訳ではありますが、実は既に食事も元に戻していてダイエットを続けている訳ではありません。ただ職場でコンビニ飯を食べたり菓子パンを完全に止めて、フルーツグラノーラや糖質制限チョコバーにした位におさめています。あと、異常なほど難消化性デキストリンの使用量が増えました(4ヶ月で2kg消費)
最終的に9.8kg減から1kg程戻して65.5kg近辺で止めています。これは体力的な理由もあります。自分は耐久ドライバーなので10kg近く減らした所、筋肉はそうでも無いのですが体力の減少を体感したからでした。そこで肉食を増やして体力増加に努めた所、最も減った時より1kg程増加したというのが経緯です。
とは言え、水分や食べ物が胃の中にある状態だと1kg程は上下するので、余り気にしていません。数値ばかり追うとロクな事が無いのです。
ダイエットをしていた時に色々と調べた
そんな中、有効なダイエット方法は無いかなーと調べていた時があるのですが、所謂薬物ダイエットというものがあるそうです。サノレックス・マジンドール・ゼニカル…そしてオルリファストが有名なようです。正直に言うと、自分はこういった薬物ダイエットは
大反対です
というのも、 薬で痩せる必要がある=既に医師の診断が必要なレベルの肥満 だからです。そうでなければ、私がやったような食事制限ダイエットで十分効果があると証明したからに他なりません。もっとぶっちゃけて言えば、「食わなきゃ痩せる」んです。勿論、食べない事により栄養失調や体調不良を引き起こす可能性もあります。しかし、薬物の副作用よりかは遥かにマシだと思います。これは本当に取り返しがつかない事もあります。
じゃあ何で試すの?
入手できたから。
単純な好奇心です。エンジニアたるもの、興味があってそこに実験体があれば試さずにはいられないからです。好奇心は猫を殺すと言いますが、まあ性分でしょうね。とは言え、コレを飲んで何か影響があった所で自分だけが迷惑を被る(医者に掛かってしまう可能性がありますが、既に心臓病で定期通院必須)ので、重篤な何か副作用があれば警告ができると思ったからです。
勿論自腹ですし、タイアップでも無いので完全に正直なレビューです。皆様の AmazonクリックとGoogle広告 だけで頑張っています。効果が無かったり悪影響が出たら、ボロクソに書きます。

大前提
完全自己責任でお願い致します。私は何があっても関知しません。当然ですが身体に重篤な副作用を引き起こす可能性もあります。当然当方は一切の責任を負いません。私は全て自己責任の元で行っています。
まず身体のスペックから。
- 身長169cm・体重65.6kg、体脂肪率16.4% (2021/02/17 計測)
- 2015年5月に急性心筋梗塞(完全閉塞)で手術歴あり
- 血液疾患(家族性高コレステロール血症)持ち、投薬しないと中性脂肪500mg/dL超えます
- 血圧 120/80
- 頚椎ヘルニア(5番・6番)
- 現在の投薬量 バイアスピリン100mg / クレストール錠 2.5mg*4 / ゼチーア 10mg / アーチスト錠 2.5mg / デパス 1mg
- 筋肉量の目安ですが、背筋力測定で286kg・握力62kg・ペタル踏力(GT4乗車時のAIMロガー上 最大値142kg,平均100kg)
いやー、ボロボロっすね(笑)
とにかく血液疾患が酷くて何も対処しないと中性脂肪500mg/dL超えはどうにもならないですな。あと、亡くなった父親譲りの肝臓の弱さ。Γ-GTPが90-110前後(一般平均50IU/l)、これは何をしても変わらなかったので遺伝だと思います。今はコレステロール値を下げる薬を満載かつ食事制限をして、ようやっと100mg/dLになりました。一時期は、自己注射しないとダメかも…と脅されていたので、まぁ良かったですな(笑)
で、こんなスペックなんですが、ここにオルリファストをぶち込みます。
オルリファストは摂取した脂肪分を腸で吸収されにくくする薬です。本来はリパーゼという消化酵素が脂肪を分解して吸収しやすくするのですが、この働きを阻害する事で脂肪を分解せずに体外へ排出してしまう薬だそうです。
使用するかどうかの見極めですが、BMI≧30kg/m2、または危険因子を伴うBMI≧28kg/m2の患者に適応だそうです。ただBMIって体脂肪と体内水分量を反映していないので、余り意味が無いような気がしますが。
で、このオルリファストは米国および英国で承認された正規のお薬で、製造メーカーの Lloyd Laboratories Inc. は1958年から薬の製造を続けていて、米食品医薬品局(FDA)及び他の規制当局の基準を満たしているようなので比較的安全なのでは無いかと思います。この手の薬はとにかく安く作ろうとジェネリック医薬品が腐る程あるようなので、ここは安全に実験したいと思っています。
使用して2日目 (2021/02/17)
昨日と今日は夜に脂身の多い肉料理を食べたので、それぞれオルリファストを1錠ずつ飲みました。今の所、体調の不調はありません。ただ、お腹の膨満感…というか、おならを出したいという欲が凄いです。これ、女性だとかなり厳しいですよね。色々なレビューを見るとこのおならと一緒に、吸収されなかった脂分が出る事があるようなので注意が必要だとか。今の所、膨満感以外の変化はありませんし、体重の変化も無しです。まぁ2日で劇的な変化があったらヤバいですよね(笑)
以下、お風呂あがりの測定値です。
- 体重 65.8kg
- 体脂肪率 16.7%
- BMI 23.4
- 皮下脂肪 15.0%
- 体水分量 59.9%
- 骨格筋 53.6%
- 筋肉量 52.0kg
- タンパク質 19.0%
使用して3日目 (2021/02/18)
※お食事中の方は読まないでください
服用してから、何度かトイレの大へ行きました。「ああ、これね」という感じで油分が大量に浮きました。。恐らく脂身の多い肉を食べたせいだと思います。例えるのは差し支えますが、見れば某食べ物に浮いてるアレを想像すれば良いと思います。トイレ掃除で言うと、スクラビングバブル トイレクリーナーを撒いたみたいな感じです。
リパーゼの働きがしっかり阻害されている事は体感できました。これらが身体に吸収されていると思うと、なかなか壮絶なモノを感じますね。近年はコンビニ弁当や外食は塩分と油分がとても多いと聞きました。「身体に悪いモノは美味しいんです!」という訳です。
ちなみにアドバイスではありますが、大が出たら即流した方がいいと思います。強力な脂分が排出されるので、あれを漂わせておくと便器が汚れる気がしてなりません。トイレットペーパーで吹く時も、何か油っぽいテーブルを拭っているような嫌な感覚が伝わってきます…そのくらい、効果はあるようです。ただ、これがダイエットに効果的かと言えば、全くそうは思いません。身体に必要な脂分もありますし、脂分だけカットしてもねという話しです。糖質やカロリーをカットしていかなければ意味がありません。
もしこの薬が身体に合わず副作用が出たとしたら、身体を壊してまで飲む価値は無いと思います。今の所は。
使用して8日目 (2021/02/23)
※お食事中の方は読まないでください
薬の効用期間とか色々と判ってきました。薬の効果は大凡2日間です。油を含む食事をした直後に飲むと、翌日のトイレが凄い事になります。ラー油をぶちまけたような、そんな感じです。腹部膨満感はずっとありますね。
かと言って、体重には全く変化がありません。ただ体内に脂分が吸収されにくくなっているので、何らかの変化はおきていると期待したいです。とりあえず、油の多い食事の直後に飲むようにしています。蕎麦とかの場合には飲んでいません。
- 体重 65.9kg
- 体脂肪率 17.0%
- BMI 23.4
- 皮下脂肪 15.0%
- 体水分量 59.9%
- 骨格筋 53.6%
- 筋肉量 52.10kg
- タンパク質 18.9%
使用して18日目 (2021/03/04)
前にダイエットの話をブログで書きましたが、今は既に食事を戻しています。ただ外食が減った・コンビニ飯が減った事で総合的な摂取カロリーや糖質が抑えられているので、筋肉量を増加させながらも体重は維持できています。今年の開幕戦が3/19から始まるので、今はひたすら肉と炭水化物を取ってスタミナを整えています。
オルリファストは脂分の多い食事を取ったと思った時に飲んでいますが、腹部膨満感がある以外に変化は無し。便の状況も変わらずです。薬の効果はだいたい2-3日程度ですね。飲まなくなると数日後には正常に戻ります。ただ、腹部膨満感だけは取れないですね。
- 体重 65.25kg
- 体脂肪率 16.6%
- BMI 23.1
- 皮下脂肪 14.7%
- 体水分量 60.2%
- 骨格筋 53.9%
- 筋肉量 51.70kg
- タンパク質 19.0%
使用して52日目 (2021/04/06)
しばらくご無沙汰していました。途中、スーパー耐久レースシーズンを挟んでいたり決算とか確定申告とか色々ありまして。。で、その際に面白いデータが取れたので報告ついでです。ちなみにオルリファストは飲んだり飲まなかったりなので、飲んだ時の膨満感以外に変調はありません。というより、余り油モノを食べていないという事もあります。
で、話を戻すと面白いデータがコレ。

3/19 – 3/21 がレース期間です。期間中は勿論体重を計る事はできないので、その付近のデータです。耐久レースはとにかく体力と集中力が大事です。(技術はあって当たり前なので)
で、自分は昨年より9kgも落とした結果、やはり体力が落ちたなぁと思う事がありました。そこでレース前に、炭水化物と肉。とにかく肉を大量に食べて水分をいつもの2倍以上摂取していました。
その結果、レース期間中は 64.4kg -> 66.75kg と 2.3kg も増えていました。実際はほぼ水分だと思います。レース中はとにかく水分が必要で、実際の走行中には 800cc ~ 1L 程飲みます。自分は OS1ベースのオリジナルドリンク(体力や集中力、目の疲れを補う為、色々と添加しています)を作って、それを飲んでいます。その位、水が大事なのです。という訳で、十分に水分を身体に蓄えて戦いに挑みましたが、体重計でもそれが見えました。この様に、一応レーシングドライバーの端くれとしては色々とやっています、という証明でした(笑)
で、それらも終わったので食事と水分を戻した結果、一気に 1.2kg も落ちました。
- 体重 65.55kg (0.3kg増)
- 体脂肪率 16.9% (0.3%増)
- BMI 23.2 (0.1増)
- 皮下脂肪 14.9% (0.2%増)
- 体水分量 60.0% (0.2%減)
- 骨格筋 53.7% (0.2%減)
- 筋肉量 51.70kg (増減無)
- タンパク質 18.9% (0.1%減)
使用して72日目 (2021/04/26)
あと1ヶ月で24時間耐久が始まります。政府の無策である緊急事態宣言が出ているので、どうしたものやら…という感じではありますが、淡々とやれる事をやるしか無いですね。そろそろ肉で体重を増やす時期かも知れません。この間、血液検査を受けましたがオルリファストによる影響は恐らく皆無でした。それ程、乱用していないというのもありますが。体重も維持できています。1kg程上下する事もありますが、飲み食いしてトイレ行ってないとそんなもんでしょう。
まずは結果から。
- 体重 65.35kg (0.2kg減)
- 体脂肪率 16.7% (0.2%減)
- BMI 23.2 (変化無)
- 皮下脂肪 14.7% (0.2%減)
- 体水分量 60.2% (0.2%増)
- 骨格筋 53.9% (0.2%増)
- 筋肉量 51.70kg (変化無)
- タンパク質 18.9% (変化無)
血液検査の結果です。(H は基準値より上)
- アルブミン 4.8
- AST 48 H
- ALT 131 H
- LD_IFCC 171
- ALP_IFCC 69
- ALP_JS 196
- γ-GTP 65 H
- 中性脂肪 100
- 尿酸窒素 15.5
- 尿酸 5.6
- クレアチン 1.05 H
- eGFR 62.5
- Na 139.4
- K 4.59
- Ca 9.8
- 無機リン 4.2 H
- 血糖 104
- CPK 90
- HDL 51.6
- LDL 92.0
- NGSP 5.8
- CRP 0.02
- 白血球 5.9
- ヘモグロビン 16.1
- 血小板 29.9
- BNP 5.8
肝臓系が軒並み H なのは、遺伝のせいです。父が肝硬変で他界しているので、その影響でしょう。HDL,LDL,中性脂肪が薬を最大投与しているとは言え、基準値におさまっているのはありがたい限り。(薬を飲まないと中性脂肪 500超え)
このまま健康を維持したいものですね。心筋梗塞と頚椎ヘルニアとは長い付き合いなので(苦笑)
オルリファストを止めて数ヶ月経ちました (2021/09/21)
オルリファストは既に飲んでいません(笑)
ダイエットには関係なさそうですし、とにかくトイレ(大)の時の脂分が怖くて漏れる恐怖があったからです。と言っても体重は今の所維持できています。

とは言っても、9月に入ってから結構色々と食べています。(9月に入ってから外食した例)
大事なのはカロリーコントロールと糖質のバランスですね。摂取量は気にしているので、そのバランスをうまく見つければ体重の維持は問題なさそうです。オルリファストの実験では色々と学べて良かったです。
オルリファスト
気がつくと尻からヌルッとした油が出ているのでヤバイですね
屁をこく時は特に注意!
箱山様
おならが怖くてできませんね(笑)
とにかくトイレへ駆け込む癖ができました。。
ただ、この油が今まで体内に吸収されていたのかーと思うと、何か怖くもあります。
油って美味しいですもんね…