民間の新型コロナPCR検査を受けてきました

はっきり言って全員検査自体は無意味です

いきなり全否定から入りました。まず大前提として私個人の考えから書きます。
よく間抜けな議員が「全員検査しろ!」と声高々に叫んでいらっしゃいますが、バカの極みとしか思えません。

そもそもPCR検査って何よ?

PCRとは、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字を取った言葉です。何か難しそうですが、簡単に言うと、身体の構成図であるDNAを増幅する技術です。DNAは皮膚や唾液に含まれているので、それを数百万〜数十億倍に増幅させます。

そうすると何ができるか。雑に言えば、少量のDNAサンプル(今回の場合は唾液)から検査する為に必要な量のデータが取れる訳です。PCR自体は遺伝子解析の基礎技術となっていて、その手法は1983年に確率されているらしいので十分信頼に値する検査方法です。

じゃあ何で検査に意味が無いの?

これも雑にいいます。

精度が高くないのです。

一般的にPCR検査の感度は70%、特異度は99%位だと報告されていました。( 日本疫学会のQ&A )

今回使った検査キットは、「SARS-COV-2 Detection Kit Multi NCV-403 (東洋紡バイオテクサポート事業部)」の製品です。日本疫学会の発表当時より研究が進んでいるので、感度はもう少し高くなっているとは思います。(ちなみに同社の別のキット、腸内細菌遺伝子検出キット-マルチPCR- に書いてあったのですが、こちらは感度100%、特異度99.95%だそうです)

とは言え、感度が90%、特異度は99%だと仮定します。”感染者” を1,000人を検査しても100人は陰性と出てしまいます。同時に”感染していない人”を1,000人を検査すると10人は陽性と出てしまうわけです。後者は血液検査等で再検査なりしたりするので、あーびっくりしたわー…で済みますが、問題は前者です。感染しているにも関わらず、10%の割合で陰性。つまり「あなたはコロナじゃありませんよー」と言われてしまう訳です。これが高熱や咳が出ていたり味覚障害が起きていれば再検査という事にもなりますが、無症状の方もかなりいるらしいです。

そうなるとどうなるか。最近はマスクをして出歩くのがスタンダードなのでそこは問題無いのですが、陰性と判断された感染者がカフェや飲食店へ行った場合が大問題です。一人で壁際に座って黙々と飲んでいるのなら良いですが、実際は友人達と話をしたりするから、そういう場所へ行く事が多いと思います。そうなると、飛沫感染によりクラスターが発生する訳です。

つまり「あなたは陰性ですよ」というお墨付きを与えてしまう可能性が従来の検査に比べて非常に高い事が大問題な訳です。だってコロナに感染してないと思ったら、老若男女関わらずマスクして出歩きますもの。ましてや無自覚・無症状なら当然ですよね。

更にあるPCR検査の問題点

唾液で取得する場合、検査前にイソジンでうがいすると唾液中からコロナウイルスが消えます。これだけで偽陰性となります。勿論、唾液から消えただけなので、体内にはコロナウイルスがいる訳で陽性患者ですが、検査では陰性となります。

特異度(偽陽性)については作業ミス等で起こりやすくなったりします。陽性と判定されたらどうするでしょうか。勿論保健所に電話するか、病院に駆け込みますよね。そうなると医療リソースが逼迫されます。

これだけでも、全員検査する意味が全く無い事が理解できます。東京都の世田谷区では「誰でも いつでも 何度でも」というア●なキャンペーンをやったようですが、世田谷区の陽性者は8473人(2021/2/21)ですね。感度90%だとこの陽性者を再検査しても、847名は陰性となります。この「自称非感染者」がうろうろしたらどうなるでしょう。ちなみに「誰でも いつでも 何度でも」という割に、無理だと悟ったのか1日数百件程度の検査しかしていません。もっとも、口先だけなのはご経歴を見れば判りますが。

その確率的な意味で色々と問題があるので、全員検査なんて感染者数を減らす目的としては全く意味が無いのです。その時点で陰性の可能性が高い、という気休めが貰えるだけで、その日の夜に感染する可能性だってある訳です。だから三密を避けて除菌を心がけて極力外出をしないようにしましょう、という方法が一番良いのです。「安心したいから」とか「念の為に」という理由で全員検査する事は事態を混乱させるだけなのです。

コロナの感染が疑われるような人に対して、確実にPCR検査を行う事が一番大事だと思います。

で、そこまで言って何で検査に行ったの?

興味本位と大人の事情。

まずはっきり言って、PCR検査して一喜一憂する気は全くありません。現状で味覚障害や発熱、咳もありませんし。鼻がムズムズするのは間違いなく花粉のせいでしょう(今日暖かかったし)。味覚障害や発熱がある人は、こんな所でうだうだしていないで即保健所へ電話連絡して指示を仰ぐべきです。

自分は移動も車ですし、最近人と触れ合う時間はほぼ無いので感染している確率はほぼ0だと思います。引きこもりエンジニアバンザイ。ただ(遠い)周囲でコロナ陽性者が出た事や、レースシーズンが始まる事もあり話のタネに受けてみようと思ったからです。ベンチャーの民間PCR検査場も増えたので、PCR検査する為の病院のリソースも食いませんし。

選ばれたのは 木下グループ新型コロナPCR検査センター でした

定期検診の病院の帰り道で近かったから。あと、予約がスカスカで暇そうだったから。 ちなみに価格は2,500円と美味しい焼き肉を1食我慢すれば受けられます。

受診する方法は至って簡単。ホームページから店舗を選択して、行きたい時間を選択して個人情報を送信するだけです。あとは予約確認のメールが送られてくるので、それを店舗で見せれば検査キットを頂けます。その場で唾液を採取して預けて終了。翌日には検査結果がメールで届く仕組みです。とても効率的ですね。予約がほぼ無いのでお店の前で予約しても大丈夫です。

こちらがお店。何ていうか…立ち食い蕎麦屋みたいな感じでした。通路には選挙の投票所の様な個別ブースが並んでいて、最奥に受付カウンターがあります。
そこで予約確認のメールを見せて支払いをして、検査キットを受け取ります。

勿論自腹です!(たまには案件ください)

こちらが受け取った検査キット。100円ショップで売ってそうな感じです。
詳細はこちらを見て頂くとして、この中に唾液をひたすら入れます。キットは「東洋紡株式会社新型コロナウイルス検出キット SARS-CoV-2 Detection Kit」というヤツです。

こちらの企業のホームページを見ると、「SARS-CoV-2 Detection Kit -Multi-」100回用で\98,000とあります。つまり1回分だと980円。それを2,500円で売っている…いや、これ土地代とかバイト代とかその他の諸経費支払ったら儲けあんまり無いんじゃないの?とひとごとながら心配になりました。

どこを見ても予約が入っている時間が無い…

まあそんな事はどうでもいいので、このケースの中に唾液を取ります。中にストローが入っていて、そのストローを加えて唾液を入れていく訳です。たぶん飛沫防止ですね。特に難しい事はありません。終わったら、この横にあるシールを貼って袋に一式を詰めます。

やり方はブースに貼ってありました。最後は一式をカウンターの横にある所定の位置へ置いて完了です。実質5分かからずに完了しました。ちなみに店内はガラガラで、帰り際に入店する人とすれ違った位です。

最初は検査場で感染したら笑い話にしかならないなと思ったのですが、この人の少なさから察するに杞憂でした。あとは結果を待つばかりです。

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