コンテンツへスキップ
ホーム » Volvo ボルボ S60 スロットルコントローラー装着

Volvo ボルボ S60 スロットルコントローラー装着

前フリ

前の車についていたスロコン。今回はやっぱりターボ車という事もあり、出足のもっさり感はいかんともしがたいなぁと思っていました。またまたある所で格安入手できたので、装着して見ることにしました。旧型スプリントブースター(SBDS602A)です。新型だとモード単位ごとで数値を変えられるそうですが、過去の経験上、一度気にいった数値にするとまず変える事はありません(笑)

車種によっては、アマゾンでも買えるそうです。

作業開始



商品です。半額以下で買えたのでラッキーでした。雑に説明すると作業手順は以下の通り。

  1. ドアを開けて5分以上待つ
  2. アクセルペタルの根本についているコネクタを外す
  3. ペタル側の方にスプリントブースターを装着する
  4. スプリントブースターにコントローラーを装着
  5. 元々アクセルペタルの根本についていたコネクタをスプリントブースターの反対側へ接続する
  6. コントローラーを適当な場所に取り付け

以上です。何も問題が無ければ30分掛からないでしょう。特に電スロはコネクタ外してしまえば、あとはボルトで止まっているだけなのでワイヤー外したりしなくて良いのです。

まずはコントローラーの位置を決める



順番が前後しますが、この車。ハンドル付近は結構隙間だらけでいくらでも配線が通せるので、最初にコントローラー位置を決めてしまいました。直接目に入らない所にしています。(LEDがつきっぱなしで鬱陶しい為)

配線は裏側を通してペダル付近に置いておきます

アクセルペダル部分を作業する



これがアクセルペダル。昔と違ってワイヤーが通っていないのが新鮮ですね。上のコネクタを外してしまえば、あとはボルト3本で止まっているだけ。ペダルの脱着だけなら10分掛かりません。



コネクタを外します。で、一度仮付けして仮組みしたら…ペダルが装着できない!!



ブレーキペダルの剛性を上げる為にガセットの様なプレートが溶接されているのですが、スプリントブースターを取り付けた後にアクセルペダルのコネクタをつけるとモロに接触します。

これ、設計ミスじゃないですかね?というか、実車で絶対テストしてないでしょ?と思いました。この世代のボルボはコネクタが大体同じなので適当に適合表に載せたんじゃないかと勘ぐっています。とは言え、新作のv3版では改良されているのかも知れませんが。

仕方ないので色々と加工する



まずはペダルを取り外し。M10ナットで止まっている(はず)だったので、3本のボルトを外しました。ちなみにドアの開けている時間が短いと、センサーエラー情報がECUにログとして残ります。面倒になるので、自分は消すツールを使って消してしまいましたが。



外した所です。簡単な仕様ですね。この生えているボルトは結構長いので、これをうまく使おうと思います。



車体側のコネクタがかなり接触しているので、余分な部分をカットします。この部分は固定する為にも使っていないので、カットしても問題無いはずです。

しかしこれだけ加工しても、まだブレーキペダルと干渉します。絶対にこれ、設計ミスです(断定)



まずは動作テスト。エンジンを掛けるとちゃんと通電しました。これでとりあえずは問題無し。

あとはペダルと干渉する部分をどうにかします。確認して見るとほんの数mm接触しているだけなので、ペダルの固定位置を変更できれば何とかなるはず。という訳で実験してみました。

ワッシャーで取り付け位置加工



ちょっと分かりにくいですが、右上の固定ボルトの裏にナットとワッシャーを入れました。同時に左上の固定ボルトにもナットとボルトを入れてかなり手前に浮かせています。この状態でもちゃんと踏み込んで全開できるようになっています。

このままだとナットの噛み込み量に若干の不安があるので、ナットが取れないように固定しました。これだけ加工して、ブレーキペダルへの干渉をギリギリ回避できました。(酷い作りだ)



ナットの裏側にワッシャーを軽く噛ましています。電スロだからこそできる芸当ですね。これでとりあえず動作させる事ができました。

実際の効果はというと、普段は ECO+ の Dレンジで走っているのですが、常にSモードで走っているような感覚です。出足のトルクがとても出ている感じです。

スロコンなんてちょっと踏み込んだだけの分を、大げさにやってるだけでしょー?って思っている人が意外と多いです。

上の動画を見てもらうと判るのですが、ノーマル時はどんなに一気に踏み込んでもスロットルはゆっくりと開きます。つまりそれだけ空気の流入量が遅れる訳です。レスポンスがリニアじゃないというのは、これが原因です。簡単に言うと副セルをオン・オフでしか踏めない人の対策ですね。そんな人にレスポンスを与えてしまうと、ぎくしゃくして乗りにくくなるわ燃費も悪くなるわといい事がありません。だから機械がその荒いアクセル操作を補足して、素晴らしい乗り心地にしている訳です。

しかし自分の様にアクセルはガンガン踏みたいぜ!という人にとっては邪魔以外の何者でもありません。そこでスロコンが必要になります。軽く踏むだけでスロットルが即全開するのでもっさり感が皆無になります。常時Sモードにしても良いのですが、いちいちシフトを倒すの面倒ですし何よりアイドリングが1000rpm近くになるので燃費が落ちます。

それをスロコンが制御する事で750rpm程度のアイドリングを維持しつつ、踏み出しからトルクが出るようになります。これがとても気持ち良い。すぐに流れに乗れるので、結果的にアクセルオフも早くなります。つまり燃費も向上する可能性もある訳です。

機会があれば是非お試し頂くと良いと思います。モリモリくるトルクはディーゼルとの相性も最高ですよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください