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Volvo ボルボ S60 バッテリー交換

  • Car, DIY

ボルボS60のアイドリングストップ機能って、いくつかの条件があると動作しなくなります。マニュアルを読むと、外気温が30℃以上とかデフロスターが動作している時とか色々あるんですが、電圧が降下している時というのも条件に含まれています。

自分の車両は、納車直後からほぼアイドリングストップが動作しなかったんです。ところが少し激しく動かしてあげると1時間位から突然動作する様になる。

電圧計はレーダーについているのですが、移動中で13.6V前後だったので問題は無いかなーと思っていたのですが、停車中は11.8V以下。12Vを割り込むので あー、これは絶対バッテリーだなと。 ディーラーって納車前に整備するし、その為に整備代も結構な金額取るんですが、一体何を整備しているんですかね?

念の為、測定してみたら案の定CCA(冷間始動電流)の値が700を完全に切ってました。ちなみにディーゼルの場合、CCAは700-800が必要だそうです。測定すれば直ぐに分かりそうなものなのにと思います。オーナーが乗ってしばらくしたら止まった!なんて事になったら評判を落としかねないのですが、そういう思慮は無いものでしょうかね。

という訳で早速交換します。って書かなくてもオーナーズマニュアルにちゃんと書いてあるので、それを見ろ!で終わってしまうのですが。



  1. ボンネットのフレームカバーの間にあるウェザーストリップを外す。
  2. バッテリー上部のカバーを外す。プラスドライバーでOPEN側にする事
  3. カバーを外したら、プラス・マイナス端子へ電源供給用の何かを接続して接触しないようにカバーする。自分はバッテリー充電器を繋ぎました。
  4. 端子を緩めて外します。順番はマイナス・プラスの順です。
  5. バッテリー固定用の金具(プラス端子の奥底にある)を外します
  6. ケーブルに注意しながらバッテリーを取り外して、新しいバッテリーを取り付けます
  7. 固定用金具をつけます(これが奥底でとても面倒くさかった)
  8. 端子を取り付けます。順番は逆でプラス・マイナスの順です。 つけたらバッテリー充電器を外しても大丈夫です
  9. バッテリーカバーとウェザーストリップを取り付けます
  10. ODB2に診断機を接続してバッテリー交換した事を記録します。自分はVDASH2で行いました。


という訳で用意したのは、BOSCH BLA-70-L3 です。おそらくV60でも同じでしょう。ちなみにこれ、再生バッテリーです。自分は基本的に再生バッテリー推奨派です。経験上、訳の判らないメーカーの激安バッテリーを利用するよりか良いです。特に毎日乗る事も多いので、バッテリーの突然死は本当に困ります。激安バッテリーは突然死する事も多いですが、ちゃんとしたメーカーのバッテリーはまず突然死しません。緩やかに死んでいく(笑)ので安心ですし、この手のAGMバッテリーは結構長持ちします。前の車両では8年間余裕で持ちました。途中2度程ライトつけっぱなしでバッテリー上げしているんですが、それでも8年。交換した理由も始動時の音が弱くなってきた”かも”という理由だけです。そのバッテリーはエコに回されたので、もしかしたらどこかで再生されているかも知れません。

そして何よりエコです。日本では一般人が整備する事はほぼありませんが、海外ではこの程度の基本整備はそこらのおばちゃんでもやっています。その為、基本整備はしやすいように作られている事が殆どです。バッテリー交換位、慣れれば30分でできますし、エコな再生バッテリーを利用するのは環境の為にも、お財布の為にも良い事だと自分は思っています。大体1/4程度の価格ですしね。

気になるCCAは795。全く問題ありません。



テストもOKしていますし、容量も100%で問題無し。早速交換に入ります。が、写真撮り忘れました(笑) だって説明書通りすぎて書く事も特徴もほぼ無いんですもの。



外しました。本当に何も書く事が無い…ちなみに奥に見えている白いマイナスの文字。これ、補助バッテリーだそうです。確か原付についているものと同サイズだったはずです。

交換は基本必要無いんですが、これが劣化するとアイドリングストップ機能が死にます。マニュアルを見ると12V 8Ah 120Aとあるので、YTX9-BS AGM とかETX9-BS とかその辺のバイク用のが使えると思います、たぶん。BOSCHならBLA-8辺りでしょうかね。ちなみに定価は132.13ドル(volvopartswebstore)だとか。うへえ。

この後、元に戻して始動し問題無し。走行時で14.1V程度、停止時でも12.5V程度が出るようになりました。そして、アイドリングストップが始動直後から効く様になりました。当たり前の事なのですが、感動しました(笑) しかしここまで弱ったバッテリーで納車するって何考えているんでしょうかね?何の整備代を支払ったのでしょう、自分。

とは言え、「ボルボ、V40 など2万台をリコール 排出ガスが基準を満たさないおそれ」というリコールが5/22時点で発表されて2ヶ月経っても、何の連絡も寄越さないディーラーなので推して知るべしと言った所でしょうね。このディーラーでの購入はオススメできませんなぁ。都内の某所なので詳しくは書けませんが、もしご購入を検討されている方がいらっしゃったらお問い合わせくださいませ。他のディーラーをオススメさせて頂きます(笑) このブログってそこそこアクセスがあって最近はボルボで検索されて来る方もいるんですが、マイナスになると思うんですけれどね。まあXC40がバカ売れしてるから、販売終了するモデルオーナーはどうでもいいんでしょうが。(BMWの時も、エアバック交換に1年近くかかったなぁ…ディーラー運が本当に無い…)



余談ですが、自分はアイドリングストップってめっちゃ嫌いな機能です。信号時の出足も悪いし、何より曲がり角で止まっただけでもエンジンが停止して本当に厄介です。キャンセルしたいと思いますが、S60 D4はV40とは違いキャンセルしようが無いらしい&台数が少なすぎて実験している人がいないので、放置しています。せめて舵角がある程度ついている時はアイドリングストップが効かないようにすればいいのになぁ…と素人ながら思います。セルモーターにもバッテリーにも負荷掛かりますしね。何より、エンジン再始動時の振動が凄く嫌いです。この重量と遮音性の高い車ですら気になるんで、鉄板の薄くて軽い車だと発狂しそうです、自分。

だからこそ。そして嫌いだからこそ、このまま使ってみて本当の所どうなのよ?と実験してみようと思います。本当にアイドリングストップはセルモーターやバッテリーに影響は無いのかどうか!提灯記事では無く事実として報告したいと思います。いい記事ネタができたと喜んでいます。

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