まあ使い古されたネタなんですけどね
とある縁で1台増車しまして。買うつもりはなかったのですが、激安だったので飛びついてしまいました(笑)
焼肉屋の帰りにボルボを購入して以来の衝動買いです。車種はいづれ公開するとして…とりあえず、実際んとこどうなのって話です。
一時的な費用対効果はあるが…
いきなり結論から言っちゃいます。
一時的な費用対効果はあります。何も知らない人がコンパウドだの何だのを調べて道具を揃えて…って考えると、どれがいいのかも判らないと思いますので、虫除けスプレーを買ってタオルで擦る!だけなら知識もいらず簡単だと思いますしね。ちなみに、虫除けスプレーは「ディート」を多く含んでいるものが良いです。この成分がプラスチックの表面を溶かすので、結果として黄ばんだ部分のプラスチックを溶かす=黄ばみが取れるという事だからです。
実際んところはどうなの?
まず、新車とか愛車にはやらない方がいいと思います。あくまで道具として乗りつぶしてるものとか、それほど費用掛けたくないしー程度の方にはオススメします。理由は後述しますが、実際に見てもらいましょう。

実際に使ったのはこちら。400円位。ディート10%含有なので、それなりに効果はあるのではないかと期待。車両は15年落ちの黄ばんだヘッドライトですし、自分はコンパウド系の機材一式持っているので失敗したらそちらで磨けばいいやーって感じで軽く作業しています。

最初はこんな感じ。これ、写真設定で誤って白黒で撮っちゃったのでAIで無理矢理補正して色付しましたが、実際はもっと黄ばんでいます。
ちょうどこちらにあるページの色味が参考になるかも知れませんが、この程度の黄ばみです。
やり方はタオルにスプレーをつけてから擦る。
ヘッドライトへ直接散布するのはやめた方がいいと思います。飛び散りますし。

白黒ですが、初期状態はこんな感じです。白黒なので黄ばみはともかく、プラスチックの表面に細かな飛び石傷とかがよく判りますね。正面もかなり曇っているので照度も下がっているでしょうし、いい事は一つもありません。ここに虫除けスプレーを吹き付けたタオルでごしごしと擦ります。
すると、タオルにはヤニのような黄ばみと黒ずみがついていきました。匂いは当然虫除けスプレーのソレなのですが、ここまで取れていくとちょっと感動します。

違いが判るでしょうか。まず表面の曇りが消えて細かな傷が結構消えています。
10分程磨いただけでこれだけ透明度が復活するのであれば、コストパフォマンスはかなりいいのでは?!と思ったくらいです。明らかに透明度が上がっていますね。これも白黒写真なので傷は白く写るのですが、それが大半消えています。
そして、残らないように磨いたら水を掛けてしっかりと虫除けスプレーを流します。そうしないとプラスチックの表面を犯してしまうので、あとあと面倒な事になります。
正直、あと1年とか乗るけどみすぼらしいのはちょっとな…くらいの感覚なら、ご自宅にある虫除けスプレーを使って綺麗するのは有りかな?と思いました。
勿論色々と弊害はある
と、ここまで書くといい事ずくめのようですが、実際は色々と問題がおきます。以下、箇条書きにしますね。
- 白い斑点が残る部分が出る
- ヘッドライトの状態次第ですが、黄ばみは思っていたより取れない
- とても根気がいる (専門の溶剤よりかなり時間が掛かります)
- 機材やコンパウンドでやった訳ではないので仕上がりの差が大きい
こんな感じです。
なので少し長くのろうかな…という人は、専門業者に頼むか、ヘッドライト磨き専用の溶剤や機材を使った方がいいと思います。
簡単な方法だと、耐水ペーパーを用意して 1000 -> 2000 -> 2500 -> 3000 と磨き、更に液体コンパウンドで 7500 -> 9000 と擦り続ければ大半は綺麗になるはずです。その上で、ヘッドライト表面は紫外線に弱くなるので、UVカットコートかUVカットフィルムを貼り付けるといいでしょう。これで数年は長持ちするはずです。
例えばこんな感じの専門溶剤ですね。
どちらにしても下地処理がとても大事なので、一度細めコンパウンドで磨く事をオススメします。
自分はテストが終わったら液体コンパウンドとポリッシャーで磨いた後で、透明なUVカットフィルムを貼ろうと思いました。