以前は日本●ッド株式会社の s●@ses というサービスのVPSを借りていました。
●sukiniサーバ LT というコースです。SSH接続可で472円/月というサーバでした。
最初の頃は悪くない印象だったのですが、最近はまともに使えない。
というか、使い物にならない。
インストールして不要サービスを止めた状態、かつ全くアプリのプロセスを動作させてない状態のサーバにしても LoadAve. が 5 を超える(笑)
dstat で監視しても自分のプロセスが悪さしているようには見えません。
最終的には、SSHの接続ですらTimeOutを食らう状態になりました。
サポートへプロセスやvmstat情報を付与して問い合わせを行いましたが、「帯域はベストエフォートになっています」という素っ頓狂な回答を頂いた(笑)
ここでまともな技術者はいないと判断。ってか SSH 接続すらタイムアウトするベストエフォートなんてねーよ、と思っても口には出さずに解約申し込みしました。
この値段なので、1サーバにもの凄く大量の仮想サーバを建てているんだと想像します。で、そのリソース不足がこちらにしわ寄せきてるんだろうなと。似た症状を自分のESXiでも見た事があるので、外しては無いと思います。
で、たまたま見かけた VPS の Digital Ocean を利用しようと思いました。
その前に Google Compute Engine も利用したのですが、価格は安いものの自分に取っては致命的な仕様がありまして。
このサーバを外部からのサービス監視にして、障害時にはアラートメールを出したかったのでこの仕様では利用できません。開放したかったら、[email protected] まで連絡を!って書いてあるのに、12/24 に出したメールは放置されているので、これまた使えないと判断しました。
前置き長いな。
というわけで、Digital Ocean です。サイトはググってね!
ちなみに以下のリンクからお申込み頂くと自分の懐が10ドルほど潤います(笑)
https://www.digitalocean.com/?refcode=bd155f5d81d5
まずサイトの Email と Password を決めて、[Get Started!] を押すだけで登録完了。
・・・早い。
売りは55秒でサーバがデプロイ(作成)されるそうです。(これは事実でした)
最初に言うと、最小構成で 512MB / 1CoreCPU / 20GB SSD ! です。
但し、1TB TRANSFER と1ヶ月で1TBまでの転送量になっています。
超過分は勿論課金されますので注意。公開サーバというより、開発とかテストとか用に良いですね。
何はともあれサーバを作りたいのですが、こちらは最初に課金ありきというシステムっぽいです。
クレジットカードとPaypalが選択できました。
自分はPaypal経由で、まずは5ドル課金。
5分程でチャージされてサーバが作成できるようになりました。
左上の [ CREATE ] からサーバを作成できます。(Vagrantでの作成は割愛)
とても判り難かった赤枠の部分。ここにホスト名を書きます。(最初書かずに作ろうとしてエラーになった)
Select Size でサーバの仕様を選べます。自分は勿論最小構成を選びました。
Region は国です。どの国でサーバを作るかですね。
最後にImageです。初期は何故か Ubuntu 12.04.3 x64 になっています。
自分は CentOS 6.5 x64 にしました。マークをクリックしてOSを選択します。
ちなみにここでは自分のイメージ(ここで取得したSnapshot)も利用できます。
最後の Enable VirtIO はそのままチェックを入れておきました。
Linuxの準仮想化 I/Oですが、簡単に言うと性能が向上する。
以上です。(具体的にはランダムリードとかが性能アップするみたい)
これで完了です。
サーバが60秒以内に作成され、IDとPASSが登録されたメールアドレスに届きます。
SSHで接続して完了です。
最低限接続用アカウント作って root ログインを殺しておきましょう。
(testuserの場合)
# /usr/sbin/groupadd -g 1001 testuser
# /usr/sbin/useradd -d /home/testuser -s /bin/bash testuser -u 1001 -g 1001
SSH の root接続拒否(/etc/ssh/sshd_config の PermitRootLogin yes -> no)
# sed -e s/#PermitRootLogin\ yes/PermitRootLogin\ no/ /etc/ssh/sshd_config.org > /etc/ssh/sshd_config.tmp
# sed -e s/#UseDNS\ yes/UseDNS\ no/ /etc/ssh/sshd_config.tmp > /etc/ssh/sshd_config
そしてこのままだとスワップが無いので512MB超えると色々不具合がでます。
スワップファイルを追加します。大体2GBもあれば大丈夫です。( / に swapfile を作成)
# dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=4096 count=512k
# chown root:root /swapfile
# chmod 0600 /swapfile
# mkswap /swapfile
# swapon /swapfile
# swapon -s (確認用)
# echo “/swapfile swap swap defaults 0 0” >> /etc/fstab
これで起動時にもswapを利用するようになります。
最後にSSH接続ができずににっちもさっちもいかなくなったら。
WEBの管理ページから [ Console Access ] を押すとブラウザ上からVNC経由でコンソール画面を見る事ができます。
黒い画面が出たら、そこをクリックして何かキーを押せば画面がでてきます。
良いVPSライフを!