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NH203 ANA(羽田-フランクフルト)便 ビジネスクラス 搭乗記 / Review: All Nippon Airways BUSINESS Class HND-FRA

コロナ禍になってから欧州は初

という訳でGW前から準備をしていたのですが、コロナ禍も少しずつ落ち着きを取り戻したという事で、来年に向けて様々な準備をしたいと考えた結果、ハンガリーを目的地にしてその周辺国の東欧巡りをしてきました。

東欧にしたのはいくつか理由がありました。

  • コロナの影響度合いを知りたかった
  • ウクライナ、ロシア戦争の影響を知りたかった
  • 丁度ロンドンの戴冠式が被るので反応を見たかった

と、色々です。どちらにしても初めて行く所が多かったので、それなりに下調べや準備をしました。本当はコシツェ、もしくはプシェミシルといったウクライナ近くまで行きたかったのですが、時間の都合により断念。とても残念です。

NH203はコードシェア便

利用機材はボーイング787-9です。たぶん。ちなみに当然ですが特典航空券(マイル利用)です。GWに欧州ビジネスクラスなんて往復で50万円超え余裕です。今調べてみたら、9月のシルバーウィークには航空券だけで100万超えは当たり前。そこにサーチャージの17万を加えると…怖いですね。。そんな大金を移動だけで支払うなら、体験や経験の方に使いたい!と思うので、自分は専らマイル払いです。「やろうと思えば誰でも同じ事ができる」のでは無いと意味がないと思っています。ただの自慢記事なんて面白くも何とも無いですしね。

マイルの貯め方は以前記事にしたので参考にしてもらえるとありがたいです。ビジネスクラス程度で金持ちアピールしてる学生がいると微笑ましくなりますね。

という訳でいざ乗りこみます。コロナ禍以前との違いが楽しみです。

装備はほぼ変わらず。個人的にはテーブルの横にあった保管庫がないのが残念。あれは別の機材ですけれど、あそこに貴重品入れておくと安心できるんですよね。。モニターはリモコンでもタッチパネルでも操作可能。タッチパネルは便利ですね。あのリモコン、超絶使いにくいので。

今回はアメニティが変わっていました。

グローブ・トロッターのアメニティポーチ、だそうで。ちなみに帰り(NH204)では、箱型ポーチでは無く袋型?ポーチでした。

  • ANAオリジナル「グローブ・トロッター」ポーチ
  • SHIRO
  • ゆずフェイスミスト 10ml
  • ゆずリップバーム 4g
  • 歯ブラシセット、アイマスク、イヤプラグ

こんな感じで機内で使えるものが揃っています。ただこのポーチは2週間ほど入れ物として酷使していたら、ファスナーが即壊れました(笑)

これが使いにくいリモコン。
最近の機体にはコンセントが付属していますし、USB端子もあるで充電には困りません。ただUSB端子の方が充電速度がめちゃくちゃ遅いです。まあ当然ですが…

離陸間際

あれ…?ウェルカムドリンクがプラスチック製のグラスになってる…何ででしょう。この辺り、コスト削減でしょうかね。いやまあ、普通に美味しいんですが…ちょっと残念です。炭酸は若干弱めでした。

離陸。この瞬間が一番ワクワクしますね。
自分は深夜便が一番好きです。まず第一に寝て行ける事。自分がビジネスクラスを使う一番大きな理由がフラットシートで寝て行けるからです。首に頚椎損傷によるヘルニアを持っているので、長時間座っているとまず首を痛めます。

次にエコノミー症候群が怖いのです。ビジネスクラスは個室の為、服装等が結構自由にできます。自分は対策の為、リラックスできるようにジャージに着替えて、靴下はエコノミー症候群対策で加圧靴下を履いています。心筋梗塞を患ってると、どこで血栓ができるか判らないので細心の注意を払わざるを得ません。だから寝ていける席は必須なんですね。

ついでに言うと、深夜便で到着は早朝なので起きたら即行動できるのも大きいです。

深夜便の機内食!

メニューの冊子が変わっていました。前回乗ってから4年も経つので当たり前ではあるんですが。

見にくくてすみません。こんな感じで洋食と和食が選べます。当分和食を食べる事は無いだろうなーと思って、和食を選択。

アミューズは、ANAオリジナルスティックと柚子大根と鶏肉の甘酢漬け。甘酢というだけあって酸味と甘味がよく混ざっていて美味しいです。
前菜は赤身・鯛・煽り烏賊、小鉢は蛍烏賊・木の芽味噌和え・牛肉冷しゃぶ・ポン酢ゼリー。

主菜は鰆の煮付け、あとは御飯・味噌汁・香の物と一式、見事な料理でした。『銀座 奥田』の奥田透氏プロデュースだそうですが、不勉強につきこの方は知りません。

これはツイッターの方でも書いたんですが、こういう飛行機のような使える機材の制限がある中で、最高のモノを作り提供してくれる人達には凄く敬意を払いたいと思っています。シェフは勿論、食事の加工業者、CAさんetcetc。
自分は技術者だからかも知れないけどね。

飛行機で提供するメニューは予め焦げ目等をつけて調理し、ギャレーのオーブンで温めて仕上げるそうです。盛り付け等は付き出しから最後の香の物に至るまで職人が行っていると聞きました。当然調理時間や温める時間は全て計算してCAさんがそれを忠実に守る訳です。刺し身等は本当にギリギリ(搭乗の数時間前)で調理するんだとか。ご飯は機内で炊いているそうです。全ての航空会社やファーストクラス・ビジネスクラスで差はあると思いますけれど、そういう手間暇が掛かっている訳です。

確かに街中の高級店に味は叶わないと思います。しかし、様々な制限付きでこういう料理が提供できるように努力してくれる人達は凄いなって思います。

デサートは普通にフルーツを選択しました。飲み物はペリエでしたね。

航路について

現在、ロシアとウクライナが戦争中の為、通常であればロシア上空を飛行するのですが、今回は北極上空を通過する「北回り」ルートというアナウンスがありました。窓を覗いていたら、何とクレバスを見る事ができました。写真を撮っていたらCAさんが声を掛けてくれたので、「クレバス見えますよ!」と言ったら驚いた様子。

「私も初めて見ました!普段はアメリカ路線に乗る事が多いんで驚いてます。他のCAさんにも伝えますね」と仰っていました(笑) きっと仕事の合間に北極談義が咲いた事でしょう。

朝食の機内食

だいたい到着予定の2時間30分前に朝食が出ます。今回のメニューはこちら。

メインディッシュは、フリッタータ・トマトソース、ブレッドはクロワッサン・フレーズロール・フルーツ。
そしてシャンパン、銘柄はシャンパーニュ・カステルノー・キュヴェ・ブリュット・レゼルヴ(なげー)、辛口らしいですが、自分的にはまろやかでちょっと甘味があるように感じました。飲みやすいです。香りもまあまあです。とは言えブレンデッドなので完全なシャンパンでは無い…はずです。

過ごし方

さっきも書きましたが、だいたいいつも機内はこんな感じで過ごしています。ジャージなので動きやすいですし、身体を冷やさないように掛け布団をかけつつ、ここにベルトをまいて寝ています。

それから機内ではノイズキャンセルイヤホンは必須です。最近は本当にお安いものがあるので、絶対につけた方がいいと思います。快眠度合いが全く変わるので。

自分は昔買った、Xiaomi Redmi Buds 3 Pro を使っています。壊れてもそれほど痛く無いですしね。Mi Buds M8 というAndroidアプリを利用すれば、イヤホンの設定を変えられます。自分は機内では常にディープで過ごしています。

そんなこんなで到着

夜(早朝)の飛行機ってやたらかっこいいですよねー…という訳で、空港内で目についたターキッシュエアの飛行機写真をパシャリ。この時間だとイミグレもほぼ混雑しないので楽勝です。

こちらでは有名なCOSTAコーヒーを飲んで乗り継ぎに備えたいと思います。次はここからウィーンまでオーストリア航空で移動します。

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