今年のGWには、今までずっと行きたいと思っていたサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館へ行ってきました。勿論ロシアなのでビザは必要です。ビザを取得して行くのを忘れないように。
という訳で色々とすっ飛ばして、エルミタージュ美術館。噂によると当日チケットを買う為に数時間並ぶ事も珍しくないとか。後日談ですが、当日のチケットセンターは長蛇の列でした。チケットは前もって購入できるので、絶対に購入してから行く事をおすすめ致します。無駄に数時間も待ちたく無いですしね。
まずは、エルミタージュ美術館の公式ホームページへ行きます。上の方に日本語と書かれている場所がありますが、押しても日本語になりません (2019/08/07現在) のでシカトします。その横の方に TICKETS という所があるのでクリックします。
中段にある > リンクをクリックします。
チケットには1日券と2日券があります。どちらでも良いのですが、1日で回るつもりならそちらを購入してください。もっとも広すぎて1日で回るのは絶対不可能ですが。
右は入場券の枚数です。勿論人数分必要です。ツアーの追加はこちら。
このツアーは、専門学芸員によるツアーです。ダイヤモンドルームとゴールドルームを貸切で巡ります。時間指定なのでご注意。ちなみに、このツアーでは、かつて皇帝一家が所有していた古代ギリシャの黄金、まばゆい宝石、宝石カットのイコンなど、美術館で最も貴重なコレクションを見ることができます。
選択したら、下の右側の枠をクリックします。すると支払いと個人情報の登録のページへ進みます。
勿論ですが、このページの登録はパスポートの記載と合わせてください。名字・名前は勿論ローマ字で書いてください。備考欄も同様です。
すべて記載したら支払いに進みます。
支払うと、ここで登録したメールアドレスにバウチャーが届きます。人数分届くのでご注意ください。
バウチャーはpdfで送られてきます。これを印刷して持っていきましょう。
あとは当日、エルミタージュ美術館へ行くのですが、このチケットは専用の入場口があります。誤ってチケット購入口に並んでしまうと待たされるだけなので、必ずチケットを持参して専用の窓口から入りましょう。
Google Map でいうとこの辺です。正面の宮殿広場に向かって右側に目立たないようにありました。
正面の広場です。開場時間の少し前に来たのですが、既に大行列ができています。これに並んでしまうと意味が無いので、この道をまっすぐ進みます。
この閉ざされた門の右側にほんの少しだけ開いている所があります。ここから入ります。一瞬入っていいものか?と躊躇しますが大丈夫です。おまけ程度に、この右側の看板に「チケット持ってる人はここから」と書いてありました。本当に目立たないです。。
先程とは打って変わってほんの20人程度しか並んでいませんでした。この先で持ち物検査とチケット、パスポートチェックがあります。ちゃんと印刷して持っていけば問題ありません。
このゲートから入ると本当に色々とショートカットできます。あのエルミタージュ美術館に並ばないで入れるどころか…誰もいない部屋を堪能できます!!これはマジで感動しますよ。どれくらいかというと…
碧石でできた柱の部屋。ほぼ誰もいません…
「1812年戦争のギャラリー」と呼ばれる部屋、というか通路。通路の両脇に1812年戦争の将軍の肖像画がかけられている通路です。左右の絵は全て肖像画。中には取られている肖像画もあり、生々しさを感じます。ここはエルミタージュ美術館の中でも代表する場所ですが、数人だけしかいません。
そして来たかった!!!レンブラントの部屋。あのレンブラントの作品が所狭しと並んでいる部屋です。これが日本の美術館なら人だらけでまともに見る事すら難しいのに誰もいません!!!自分だけの貸し切り!これがどれだけ贅沢な事か…感動の余り、この部屋に人が来るまでずっとひとり静かに堪能していました。
レンブラントの間が貸し切りなんてキュレーターじゃないと無理ですよ。。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作 ブノワの聖母
勿論誰もが知る巨匠の作品の為、この絵の周りには常に100人程度の人が群がっているそうです。自分も帰り道にここを通りましたが混雑していて写真を撮る所ではなかったです。
それがチケットで並ばずストレートに来れたので、誰もいない間で巨匠の作品を心行くまで堪能する事ができました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作 リッタの聖母
ブノワの聖母と並び有名な巨匠の作品。未だに弟子が書いたとか一人で描いたとか言われているそうです。近年では一人で描いた説が濃厚だとか。この2枚はガラスケースの中で頑丈に保管されていて、ただただ素晴らしいという言葉しか出てきませんでした。語彙力の無さを痛感します。
こんな素晴らしい作品ですら独り占めです。何枚写真を撮った事か。
という訳で簡単なエルミタージュ美術館のネットチケットのとり方でした。2019年にやったので近々であれば、変わらない方法で取れると思います。ロシアは基本的に余り海外へ絵画を積極的に貸し出してはいません。ここに足を運ばないと見ることができない作品も多々あります。決して損はしないと思います。
サンクトペテルブルクへ行かれた際には、是非エルミタージュ美術館へ足を運んでみてください。