コンテンツへスキップ
ホーム » 初エアチャイナ ビジネス搭乗記

初エアチャイナ ビジネス搭乗記

最近は仕事の関係やマイルの関係(?)で、飛行機を良く利用するようになりました。なので自分なりの記録も含めて、「トラベル」のタグを作って書いてみようと思います。主観バリバリの搭乗記です。今回は、エアチャイナ(Air China) ビジネスクラス を利用したので、その搭乗記です。ちなみに価格は8万円。ビジネスクラスとしては激安の部類です。

経路は、成田(NRT)から北京(PEK)、ここで一泊して北京からクアラルンプール(KUL)へ行きました。エアチャイナのビジネスクラスといえば、SFC(スターフライヤーカード)修行の為によく使われるそうです。そう聞いたので使ってみたのですが、色々書いてあるレビューは、やっぱりその通りなんだなあと思いました。これだけだと、これで終わってしまうので、内容についてレビューします。

 

最初のNRT・PEKはAirBus 330-200、総座席数 237席、ビジネス 30席、エコノミー 207席です。

シートの広さは53cm程、普通の体型なら困る事はありません。ただ隣との距離が近いので、知らない方が隣だと結構ストレスを受けそうです。ANA(777-300)のビジネスクラスを知っているとかなりショックを受けます。一応肘掛けの辺りの遮蔽板を持ち上げる事もできるのですが、大した効果はありません。モニタは肘掛け手前に収納されていて、これを引き出します。ただストッパーが掛かっていて、そのストッパーのボタンは肘掛けの下、というか内側なので最初は判らず引き出せませんでした。。フルフラットシートなので、足回りには相当の余裕があります。ボーイング777-300のビジネスよりも広かったです。更に足の下には収納もあるので、かなり快適でした。

ウエルカムドリンクは様々ありますが、スパークリングワインも選べます。昼便だったので、ディナーメニューが用意されていました。和食・中華・洋食と選べ、更に肉と野菜メニューを選べました。スパークリングワインは、まぁ普通でした。

離陸。ジェットスター便と並走していました。

夜食。意外にも(失礼)ちゃんとした食事でした。真っ赤な重箱に少しずつ食べ物が入っています。これがちゃんとしていてとても美味しかったです。スープもついてきましたし、勿論スパークリングワインも頼めます。エコノミーには乗った事が無いのですが、十分満足できるクオリティだと思いました。

こちらが選択できる主食。左は洋食メニューのステーキだったかな?中央はチキン。右はデサート。日本初という事か、あんこに栗が入っていてこれも美味。チキンはぶっちゃけ外れでした。マズくは無いのだけど、その辺のファミレスのメニューみたいな味。逆にステーキは当たりだったようです。

旅行記では無いので、サクサク行きますね。北京に着き、夜の北京市内へ。ホテルは天倫王朝酒店へ泊まり、翌日は歩いて紫禁城を見に行きました。ちなみに紫禁城は、現在ネットでのみ入場券を販売しています。現地で買う事はできません。この 故宫博物院门票预售系统 サイトから購入できますが、支払い方法が中国の銀行口座ないしAlipay(現地銀行口座登録が必須)と、現地の電話番号が必要です。これはどうやっても無理なので、代行を頼みましょう。

 

さくっと見回り、北京空港へ。今回はビジネスクラスなのでビジネスラウンジが使えます。

ラウンジの入り口。意外と遠い所にあり、しかも2階にあります。面倒くさい。軽食やワイン、何故か大量のカップ麺が置いてありました。

雰囲気はこんな感じ。開放感はあり見晴らしもいいですね。さすがに中国人特有のざわついた感じはありませんでした。最も余りお客さんもいませんでしたが。

オススメは紅茶。さすが中国、茶葉が沢山置いてありました。茉莉花茶が特に美味しかったです。あと、冷蔵庫にあったビールが何気に美味しかったです。多少薄味でビールが苦手な人でも飲めるのでは無いかと。それにしても写真映えするように見えますが、椅子も家具も結構ボロボロでした。角が擦り切れていたりして、ビジネスラウンジでコレか…と。サクララウンジに慣れてる人が見たら卒倒しそうです。

ここで北京とも一時お別れ。クアラルンプールに向けて出発です。AirBus330-300へ乗り換えます。総座席数 301席、ビジネス 30席、プレミアムエコノミー 16席、エコノミー 255席。330-200と大差無い(様に感じる)シートです。凄くどうでもいい事なんですが、プレミアムエコノミーって何の為に存在してる席なんでしょうね?ビジネスでいいじゃんと思います。ビジネスが無ければエコノミーでいいと思うし、この微妙なさじ加減っているのかな?と常々思います。エコノミーと大差無い席(多少倒せてフットレストがある位)ですし。あと、エコノミーって言い方も何か嫌いです。船みたいに1等・2等・3等でいいと思うし、何に配慮してるんでしょうね?ファースト・ビジネス・レギュラーでいいと思うのですが。

違いは液晶モニタが引出しでは無く、正面に着いた事くらい。ほぼ間違い探しレベルです。こちらも隣との距離が近くで嫌ですね。ウエルカムドリンクも全く同じ。

なかなか見る事ができない中国の山奥上空を飛んでいきます。窓の外の景色はいつ見ても綺麗ですね。ちなみにエンジンは安心のロールス・ロイス製。飛行機の三大エンジンと言えば、GE(ゼネラル・エレクトリック),RR(ロールス・ロイス),PW(プラット・アンド・ホイットニー)ですが、個人的にはRRが一番好きです。音が好き。

PEK・KUL は中華とウエスタンが選べました。思うのですが、中国人がメインの航空機で、わざわざ中華選ぶ人っているんですかね?(´・ω・) 日本人も機内で和食頼む人は余り見ない気がするのですが。今回はスパークリングワインが売り切れで、赤ワインにしてみました(余り美味しくなかった。酸っぱいだけ) 食事はウエスタン。NRT・PEKの失敗を踏まえて、ビーフにしましたがこれが美味!パンは焼き立てのモノを持ってきてくれたので、ガーリックパンと普通のパンを選びました。これも意外な程美味い。食事に関しては便にもよるのでしょうが、一定のレベルだと思います。

ただ、デザートは一考の余地あり。その後は、フルフラットにして寝てしまいました。やっぱり7時間近く乗る場合には、フルフラットで行きたいですね。ぐっすり寝れるので体力の持ちが全然違います。というわけでクアラルンプールへ到着。目的のお茶の買い付けの為、キャメロンハイランドへ行きました。

マレーシアで有名な BOH TEAです。Amazon で買うと5倍くらいの値段です。素朴な紅茶でとても美味しいです。お土産にも好まれますね。クアラルンプールの街中のスーパーでも売っています。倍くらいの値段ですが、キャメロンハイランドは遠いので街中で買うといいでしょう。

赤道直下近くだと言うのに、18℃と涼しく過ごせました。

で、エアチャイナですが、思っていたよりかは悪くない、というのが本音です。チャイナエアライン と名前が似てて飛行場で怒りを覚える事を差っ引いても、機内のサービスレベルは悪く無いし、フルフラットシートと格安のビジネスクラスは選択肢のひとつに入ってもおかしくはないと思います。で、自分が今後使う事があるか、と言えばまず無いかなぁと。理由はいくつかあるのですが、まず北京搭乗前の待合室が本気で煩い事。そしてそこらにゴミをポイポイ捨てるわ、咀嚼音バリバリで何か食べてたり、人の真横で糸ようじ使ってシーシー煩いわ、本気で不快です。ビジネスクラスの優先搭乗が無かったら、絶対に乗りません。更には荷物の扱いが酷すぎます。

ほぼ傷が無かったスーツケースがたった一度の搭乗でこのレベルに破壊されます。更に、中に入れていたこのレベルの保護力の高いトラベルポーチの中に入っていた香水の瓶が割れていました。今までこれを入れて、ヨーロッパのLCC(Vueling,easyjet,volotea)やジェットスター等に何度も乗りましたが一度も割れた事がありません。それがビジネスクラスの手荷物預けですら壊される。そのレベルの酷い扱いをするという事です。ビニール袋に入れていたので、このトラベルポーチ内部が少し臭う程度の被害で治まりましたが、ワインでも入れようものなら、どのレベルで破壊されるか判りません

海外の楽しみ方の一つとして現地のお土産を買う事もあると思います。しかし、これらが破壊されてたらどう思うでしょうか?今回は茶葉だったので帰りは問題ありませんでしたが、そんな航空会社には、自分の荷物を預ける気になりません。そういえば、クアラルンプールに着いた時は、手荷物はプライオリティだったはずなのに最後に回されましたね。

 

というわけで、まだまだ改善の余地だらけの航空会社だと思います。機内はそれ程悪く無いだけに惜しいですが、やっぱり、余程の事が無いともう乗らないかな。ちなみに北京のイミグレに並んでいる自国民の民度の低さは筆舌に尽くしがたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください