先日、ふと立ち寄ったお店で Cocoon CSV-E77 を発見。
CSV-E77は ベースが Linux で当時少し話題になった製品。
なんでいまさら、こんな酔狂なモン買ったかというと壊れてたから!(笑)
勿論、強烈に安かったってのもありますが、最近はサーバも freebsd だけじゃなく Linux も多々扱うようになってきました。
そうなると付きまとうのは、HDDトラブル。
万が一起きた時、論理的にどれだけ復旧できるかってのも大事なスキルだよね!ってことで実験と実践を兼ねてやってみよう!というわけです。
参考にしたのは、
CoCoon CSV-E77のハードディスク換装メモ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA008536/data/cocoon.html
です。有用な情報をありがとうございます。
画面に接続すると ● 2個目で止まってしまっています。
さて。例にならい、ささっと解体してHDDを出しました。
封印はめんどいのでばっさりカット。
HDDが2機入っていて、おんやぁ?と思い調べて見ると・・・どうやらアップグレードモデルで 160GB*2 でした。
まずはメインHDDの解析からスタート。
接続先は /dev/hdc
パーテーションは hdc1~8
参考サイト様を確認すると、システムは 5,6,7 らしいです。8はスワップ。1,2,3が録画データ系、4が理論拡張。
ファイルフォーマットは xfs
まずは dd でHDDイメージのコピー。
どうやら hdc7 が壊れまくっているようです。
dd if=/dev/hdc5 of=~/E77/hdc5 bs=512 conf=noerror,sync
dd if=/dev/hdc6 of=~/E77/hdc6 bs=512 conf=noerror,sync
dd if=/dev/hdc7 of=~/E77/hdc7 bs=512 conf=noerror,sync
イメージの作成に結構時間が掛かりました。
元HDDは利用するつもりもないので、これでポイです。
自宅に転がっていた 160GB を接続(/dev/hdd)し、dd からデータを書き戻します。
まずは fdisk で領域確保します。
これも参考サイト様を元に作成し、xfs でフォーマットします。
mkfs.xfs -f /dev/hdd5
mkfs.xfs -f /dev/hdd6
mkfs.xfs -f /dev/hdd7
この後、ddでデータを書き戻して xfs の修復を行います。
dd of=/dev/hdc5 if=~/E77/hdc5 bs=512
xfs_repair -L /dev/hdd5
xfs_repair /dev/hdd5
xfs_check /dev/hdd5
6,7 も同様に作業します。
そしてスワップの作成。
mkswap /dev/hdd8
hdc2,3 は 996.1875MB で作成。
残りをすべて hdc1 に割り当て。
この状態で Coccon に接続して起動・・・しない。
どうやら、アップデートした HDD2機モデル は2機しっかりと接続しないとブートしないようです。
こちらは slave 側にあたるのですが、どうやら 3つの領域が確保されていて、かつ xfs フォーマットであれば
何でもいいようです。1が録画の入る場所なので大きく、あと2つは1GB程度で良い模様。
というわけで、プライマリに 160GB。セカンダリに 750GBを接続してみました。
元は HQが 36h くらいなので、きっちり認識されている模様です。
システムイメージもバックアップとったので、いつ壊れても大丈夫だ!(笑)
これが誰かの参考になりますように。
かみらが公開するの?