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BMW116i(E87) のオイル交換をする

別に自分でやる気は全く無かったんですが、たまたまAmazon見てたら普段使っているオイルがめちゃ安かったので何となくやってみるかー的なノリで始めました。

ぶっちゃけ、最近はメーカー系列の量販店のオイル会員であれば格安ないしオイル代だけで交換できます。エコカーならディーラーでやっても本当に安くできます。自分でやると準備は面倒だし工具は揃ってないと高くつきますし、車を弄る事に慣れていない人がいきなりやろう!とするとミスしたりネジを壊したりするので、はっきり言ってオススメしません。

車は簡単に人を殺せる道具です。それ故に、自信が無ければ整備はプロに任せるべきだと思います。

と、のっけからDIY全否定でスタートしました(笑)

自分は工具も適度にあるし、オイル交換失敗してもエンジン壊れて痛いのは自分だけなので、ちゃっちゃとやっちまいます。基本的にオイル交換はどの車も同じ。下から抜いて上から適量入れる、以上!

と書いてしまえば終わりなのです。

さて、利用したオイルはこれ。

5w-40 CASTROL EDGE 5W-40 SN 全合成油 4L。だいたい3,000円。量販店だと確か4,500円くらいで売ってます。ちゃんと BMW Longlife-01 に対応しているオイルです。 BMW Longlife-01 はBMWが長期間(25,000kmで2年だったかな?)利用しても問題無いですよーと謳っている規格です。

ところが、以前純正オイルで実験したみた所、「本当にBMWは2.5万kmをオイル交換無しで乗りきれるのか?」で検証した通り、オイルはシャバシャバ。紙のオイルフィルターは今にも崩れそうという状況でした。当時は遠距離移動が多かったので、1年で2.5万km程です。サーキットで利用した訳でも無いのにコレじゃエンジンには良くないだろうなぁと思った記憶があります。

持論としては、1年ないし10,000kmで交換がコスパ的にもベストかな、と思っています。ターボ車で常時ぶん回す人はもう少し短くてもいいと思いますが、それでも上の期間で交換してトラブる事はまず無いでしょう。サーキット走行する時は、その前後で交換がベストだと思います。長くその車と付き合うには、定期的なメンテナンスも必要です。余談ですが、本国では自分でメンテする人が多いので、メンテナンス性はかなり高いと思います。ただ電子制御されている所も多いので、その辺りさえ触らなければ…という前提ですが。

ちなみに今回の車両は既に13万kmを超えています。このエンジンにありがちなオイル漏れ(ドレンパンのシール付近)はまだほぼ無く、軽くオイルの垂れた跡がカバーについている位です。ATが少し滑り気味ですが、まだまだ快調でいつも通りにガサつに回るエンジンです。あと、シルキーフォーとか言ったヤツはシバきます(笑) ただ、ディーゼルみたいなクソっぽい音とカチャカチャ煩いエンジンですが、かなり頑丈なエンジンみたいです。

さて、前置きが長くなったので、さっさと交換します。オイル投入口はエンジンの上。右の黒いまんじゅうみたいなのがオイルフィルターです。

車を片方だけ持ち上げて、ウマを掛けて潜り込みます。ドレンボルト付近はカバーに覆われていますが、ちゃんと窓がついていて開くようになっています。下から異物が入らないようになっている辺り、さすがだなぁと思いました。

これがドレンボルト。17mmでした。ラチェットで回すにはエクステンションが無いとスペースがちょっと厳しいかもです。用意したものはこちら。

ドレンボルトを外すと真っ黒なオイルがでてきました。このオイルは1年利用しました。前回121,900kmだったのでほぼ1万kmですね。ちなみにBMWは走行中の水温は100℃前後です。かなり高めですよね。前にCANから取ってびっくりしました。オイルもその位だと思います。たぶん。

オイルを抜いてる間にフィルターも交換してしまいましょう。オイルフィルターレンチと替えのオイルフィルターが必要です。

ちなみにAmazonだと高かったので、本国のOEM品を安く買いました。カップをはめてラチェットで回して外します。

フィルターが紙というのは、国産車に乗っていると何か不自然に思いますが、まぁ大丈夫なんでしょうね。

紙のフィルターはこんな風にささっています。こちらも結構グズグズですね。外車の紙フィルターは毎回交換が良さそうです。高いものでも無いですしね。

フィルターがささっていたパーツがこれ。赤い矢印の所にゴムパッキンがあります。これはフィルターに新品がついてくるので交換しましょう。簡単に外れますが、取れなければ切っても大丈夫です。ゴムパッキンは劣化しやすいので必ず交換する事。あと、パッキンをつけたらゴムに軽くオイルを塗って馴染ませます。

フィルターを差し込みます。本当にただぶっ刺すだけ。

中はこうなっています。ここをオイルが潤滑してフィルタリングされる訳ですね。

さて、オイルを抜き終わったのでドレンボルトを戻します。このパッキンも必ず交換する事が重要です。パッキンは銅で出来ていて、この銅が潰れて密着する事でオイル漏れを防ぎます。一度潰れてしまうと密着率が下がるので交換します。安いパーツですし。閉める時はトルクレンチを使って閉めた方が良いです。が、自分の場合は手ルクレンチ、簡単に言うと勘で閉めています。そこまでトルクが必要な場所では無いので、銅パッキンが軽く潰れる感触が伝わってきたら完了です。

タイミングベルトがチェーンなのはいいですよね。切れる心配が無いのは魅力です。30万km位まではメンテ知らずだとか。ただその分、静粛性に欠けます。

シールしてここからオイルを投入します。一般車ではオイルゲージを見ながら入れるのですが、BMWにそれはありません。最近はセンサーによって表示されるようになっているので、ゲージ自体が失くなってしまいました。なので、3.5L程入れたら一度蓋をしてエンジンを掛けます。左のファンクションレバーでオイルを表示させます。しばらくするとゲージのMIN/MAXという表示と共に現在位置が表示されるので、MAXまで足します。一般的には、フィルターまで変えたら4L缶まるまる入れれば、だいたいMAX付近に来るはずです。足りなければ、+1L缶を購入しましょう。

最後にメンテをリセットして完了。リセットの仕方は、鍵を入れてブレーキを踏まずにエンジンスタートボタンを押します。するとエンジン掛からない状態で色々操作できるようになります。そうしたら、オドメーターのリセットボタンを長押しします。画面が変わり、ファンクションレバーで色々と操作できるようになるので、オイルの項目を選択します。RESETの表示が出たらボタンを長押ししてリセット完了となります。

やっぱり基本は2年25,000kmなんですねぇ…自分は1年10,000kmで交換したいです。あと個人的な見解ですが、エンジンは1週間に1度くらいはちゃんと回してあげた方が調子良くなる気がします。自分は2速でレッドゾーンまで引っ張るようにしています。これをしないと回らないエンジンになっちゃう気がするんですよね。あとは、冷えた状態のエンジンは、掛けて15分位まで絶対に回さない、せいぜい2000rpm位でシフトアップするように心掛けています。身体と同じで冷えた状態から一気に動かすと壊れやすくなると思っています。少しずつ熱を入れて慣らしながら動かしてあげる、こういう労りが長持ちの秘訣では無いかな?と思っています。主観ですが。

そんなこんなでオイル交換は完了。せいぜい1時間程度の作業でした。

「BMW116i(E87) のオイル交換をする」への2件のフィードバック

  1. フクイトウシロウ

    こんにちは。

    初めまして。

    先日E87の118iを購入しましたが、取説が紛失とのことで付いていませんでした。

    オイル交換したいのですがレベルゲージは見つからないし、オイルの量も分からいしで困って検索してここにやってきました。

    詳しく丁寧にやり方が書いてありまして助かりました。

    このようにして早速交換してみたいと思います。

    ありがとうございました。

  2. フクイトウシロウ 様
    お役に立てて何よりです。愛車はできる限り、自分で面倒みてあげたいですよね。
    E87型は結構オイルパンからオイル漏れするので、たまにチェックして漏れているようならば早めに修理しましょう。
    あと結構な頻度でオイルが無くなっていきます。
    1万kmほど走ると500cc程度は無くなるので、継ぎ足し用オイル1Lを常備しておくと幸せになれます。

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