コンテンツへスキップ
ホーム » 10系アルファード 初期型 MOPナビ交換+エアコン系LED交換

10系アルファード 初期型 MOPナビ交換+エアコン系LED交換

  • Car, DIY

手垢の付きまくったネタ

当然DIYなので完全自己責任でお願い致します。私は何があっても関知しません。自信が無ければ本物を購入してプロに取り付けを頼むべきだと私は思います。この記事を読んで失敗しても、私は全く責任をとりませんのであしからず。プロへの支払いは安心と保険を買うものだと認識しましょう。

久しぶりのアルファードネタです。数ヶ月ほったらかしにしていました。理由は半年くらい京都と東京の往復生活をしていたせいで、アルファードのハイオクではガス代だけで死んでしまうからです(笑)

というわけで、10系アルファード 初期型 MOP(メーカーオプション)ナビを交換します。これ、一昔前は交換不可能と言われてた位に厄介なシロモノだったんです。

MOPナビが面倒くさい理由

MOPナビはその名前の通り、メーカーから出荷する際に組み込みます。つまり車の機能と深く連動する事が可能です。それとは別にDOP(ディラーオプション)ナビというものがあり、これは元々メーカー出荷時にナビがついていないので汎用ナビやディーラーが仕入れているOEMナビを取り付けしています。つまり交換が容易であるという事です。

MOPナビはそれこそ「情報・G」という当時では先進的なG-BOOKと呼ばれるオペレーターサービスがついてたり、ETC連動したサービスがあったり、燃費やら前後カメラの制御をしていたり…それはまぁ至れり尽くせりのシステムでした。

15年前までは。

今やAndroidやiPhoneが市場を独占し、日本製のガラパゴスナビは周回遅れと化しつつあります。Android Auto や CarAuto といったサービス連動するタイプが増えました。日本製のガラパゴスナビは未だ地図の更新で結構な金額を支払う事になりますが、GoogleMapは無料。Yahooナビですら無料という、無料である事が当たり前になりつつあります。

そんな中でも頑張っているとは思いますが、日本製のガラパゴスナビはその内に消え去る運命だと思います。

話がズレたので戻します

というわけで、15年という間に大きな変化があったので、既にMOPナビは時代遅れもいい所。本当に何も良いところがありません。とは言え、今更アルファードの為に大枚はたいてナビを購入するのも気が引けます。そんな中、ヤフオクをチェックしていたら、10系アルファードで使っていた彩速ナビが1万程で出品されていました。地図は2014年、そしてまだ地図更新は可能…となれば落札するしかない!という訳で競合も現れず落札。オマケでフリップダウンモニター付きでした。

という訳でMOPナビを交換していきたいと思います。

注意点

まずMOPナビを取り付けるに辺り、様々な情報を探りました。

10系アルファードにはグレードやオプションによってオーディオが変わっていて、6スピーカ車と10スピーカ車で違いがあり、更にシアターサウンドシステムなる厄介なものもあるという話。

そして初期型アルファードの裏側の配線には、車速信号もリバース線も来ていない。これは助手席下にある総合管理システムみたいな所に集約されていて、そこで処理したものをMOPナビに送っているからのようです。

配線の場所も初初期型・初期型・中期型・後期型で位置が違う

更にカメラ信号が特殊なので変換が必要、前と後ろを同時に活かそうとするとかなり面倒くさい。

という…もう何ていうか…という感じですね。

MOPナビを取り外す

まずセンターコンソールを外します。外し方はシフトノブを取り外します。そしたらシフトをNの位置に入れてエンジンを切ります。そうしたらシフトロックボタンが外れないようにテープか何かで固定したら、下側の灰皿の縁を持ってそのまま引っ張ります。少しでも隙間ができたら、そこから内装剥がしを入れていけばコンソールは外せます。

ただ、シガーソケット・ハザードランプ・パッセンジャー・エアコンのケーブルがついたままなので、コンソールを一気に外そうしないでください。各コネクタをひとつずつ順番に外しましょう。

外れるとこんな感じです。MOPナビは4箇所で止まっているだけなので、ネジを外して引き出せば簡単に外せます。ここでも裏側に大量のコネクタがあるので、間違えないように外していきます。

これだけ沢山のコネクタが入っています。しかし実際に付け替える方のナビで利用するのは、3つのコネクタ(メインの20ピン・スピーカー6ピン・ラジオ線)だけです。GPSアンテナは付属の方を利用しますし、ステアリングリモコン用のコネクタは別コネクタをつけるのでここでは使いません。

またこのヘンでトヨタ純正ETCを付けている人は給電されるかチェックした方がいいと思います。自分のは裏側奥で給電されていたので無問題でした。

仮付け

まずは付属してきたケーブル類でナビが動作するか確認します。問題無く動作し、スピーカーから音が出る事も確認しました。ステアリングリモコンはまだ繋げていないので使えません。

ステアリングリモコンを動作させる

これは別途ケーブルが必要です。

互角品のコレを使いました。コネクタさえ入手できたら自作したのですが、面倒なのと安かったので購入。

この20ピンコネクタの上側3本と互角品ケーブルを接続します。取り付け位置は説明書の通りなので割愛。

色々と面倒だったし戻すつもりも無いので、ばっさりと切って直接はんだ付けしてから熱収縮チューブで保護して終了。

ナビ側でステアリングリモコンの設定を”トヨタ”にした所、特に割当てする必要もなく利用できました。あっという間ですね。

助手席下からリバースと車速パルスを取り出す

まずは車側の配線を綺麗にまとめます。こういう所を丁寧にやらないと絶対にトラブルを起こします。適当に押し込んだケーブルが車体の金属(アース・マイナス)に繋がって誤動作したり、最悪壊れたりします。手間を惜しまず丁寧な仕事をしましょう。

助手席下がこちら。カバーはピン4本でとまっていて引っこ抜くだけでとれます。必要なのは右側の青とグレーのコネクタの奥にあるものと、中央左側の黒いコネクタ(3つの内の一番大きな奴)、左手前の白い大きなコネクタの3種類です。

まずこのコネクタ。ここからはバックカメラの信号線を取ります。加工しても良かったんですが、既製品が安く入手できるのでそちらを利用します。

カメラ接続アダプター(RCA009T)です。これをコネクタ間にかまします。

こんな感じでRCAが取れるので、付属しているRCAケーブルを利用してここからナビ裏側まで持っていきますが、同時に車速パルスとリバースを持っていきたいので後ほど。

次にこの真ん中の白いコネクターから車速パルス信号を取ります。一番右のコネクタ、確か赤・白線だったと思います。(右のコネクタの上側、右から5番目)

リバースはこちら。このユニットに入っている黒いコネクタの中央です。

真ん中の一番大きな40ピンコネクタの27番 黄緑線(前期。後期は別の場所)から取ります。

このコネクタです。

それらの線を綺麗に束ねて純正配線と一緒にして判りやすくしておきます。ナビ裏へは色々と通し方があるのですが、こちらも純正の辺りを探って這わせました。

はい、映りました。リバースに入れるとリバース線に12Vが流れるので、それで確認するといいと思います。

ナビ配線をまとめて元に戻す

これで全ての配線がまとまりました。そういえば書き忘れましたが、GPSアンテナは別途這わせてます。この車はアホみたいにスカスカなのでどこからでも配線を通せると思います。Aピラー下は引っ張れば簡単に外れるので、そこから通せばいいでしょう。

一旦まとめてナビに仮付けして再度全ての機能が動作するか確認します。コネクタをつけたら、ナビを多少揺すったりして配線に負荷を掛けてみましょう。ここで何かあれば押し込んだだけでだいたい誤動作します。半田不良だったり、エレクトロタップ利用みたいな雑な作業をしていると、接触不良で動作しなくなったりします。それからしばらく点灯したままにして、配線が熱を持たないかチェックする事も大事です。

ナビ程度ではそれほど大電流は流れないので滅多な事では焦げたりしませんが、アンプとかは比較的大電流が流れるので線が細すぎたりすると熱を持って焦げたり、最悪火が出ます。たまにヘッドライト辺りにLEDをこれでもか!とつけて燃えてる車がいますが、だいたいが杜撰な配線処理か線をケチった結果です。

元通りに綺麗に納めました。最初からこんな感じでついていたように見えますね。脇から余計な線が見えてたりするのがとても嫌いなので、一度でスパっと決まると気分がいいです。言っておきますが、私プロでもなく素人です。

再度動作確認。全ての機能を確認します。確認ミスでよくあるのが、イルミ連動のテスト忘れです。イルミがONになるとディマーが働きますが、それをチェックし忘れてるメカがたまーにいます。バックカメラとか音が出るかとか、そういうのは基本機能に関わるのでチェックするんですけれどね。当然ステアリングリモコンもチェック済みです。

せっかくバラしたのでエアコン等のLEDを打ち替える

はい、いきなりバラした所からです。と言っても爪で引っかかってるのを外したら、あとはネジを全部外せばいいだけなので説明すらいりませんね。必要なLEDはこれらです。

T4.2 , T4.7 , T5 のLEDそれぞれです。

この黒い所を反時計周りに回せば外れます。ただLEDは極性があるので、点灯しなかった場合は180度回転させて付け直してください。自分はほぼ外れたので、何度も付け替えしては点灯確認しています。

ちなみに殻割りする際には、フレキケーブルにキズをつけないように気をつけましょう。

変える前はこちら。ちなみにシフトの所やシガーソケットの所のLEDも先程の三種類のいづれかで交換できます。(何がどこかは忘れた)

はい、完成しました。情報さえ整っていれば、1時間から2時間作業で交換できると思います。前もって色々と調べている時間の方が遥かになかがったですね(笑) とは言え、この手の作業は下調べ8割、実作業2割と言われているので、最初の段階で十分すぎるほど情報を集めてから作業しましょう。メジャーな車であれば、だいたいインターネットに情報は落ちています。

というわけで、純正MOPナビを社外品へ交換する事に成功しました。

くれぐれも参考にしないようにしましょう(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください