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Android10 にアップデートしたらテザリング(アクセスポイント)で接続できなくなった

前置き

Androidは基本機能で、アクセスポイントなるテザリング機能があります。オンにする事で、他の機器からWifi接続してインターネットへ接続します。最近のAndroidでは、[設定]->[ポータブルアクセスポイント]->[ポータブルWi-Fiアクセスポイント]をオンにする必要があります。

Android9を利用していた時には普通に設定すれば接続できたのですが、この端末をAndroid10にアップグレードした所、ポータブルアクセスポイントに接続はできるものの、インターネットには出れないという事象が発生しました。

接続した端末には、192.168.43.0/24 のIPが振られていて、G/Wが192.168.43.1、DNSも192.168.43.1 となっているのに、外部へ接続できませんでした。192.168.43.1 に対してpingは通るので、Androidには接続できている模様です。しかし、外部IP(例えば、1.1.1.1)へはpingが通らない。Android側でルーティングができていないようでした。

解決方法

最終的に、アクセスポイントの設定は全く関係がない事が分かりました。原因はAPNの設定に問題がありました。

元々このAndroid(スマホ)には、MVNOのSIMが入っていてAPNも自分で設定していました。これを使ってネットに接続していたのですが、Android10になってアクセスポイント用の設定が追加で必要になった模様です。

APNタイプの所、default,mms,supl,hipri,fota,cbs とありますが、ここに

dun

を追加する必要があります。fotaとかcbsはキャリアによってあったりなかったりして異なるようです。ちなみに意味ですがこんな感じです。

  • default … すべてのトラフィックがこのアクセスポイントを経由
  • mms … マルチメディアトラフィックがこのアクセスポイントを経由
  • supl … SUPL(Secure User Plane Location) A-GPSの測位方式の一つ
  • hipri … 高優先度ネットワーク
  • fota … OTA(Firmware over the air) ファームウェア更新用
  • cbs … Carrier Branded Services (不明)
  • dun … ダイヤルアップネットワーク

しかし、なぜdunを追加しないとできないのかは不明でした。。更にググると、dunを追加できない事があったり、APN関係の仕様は色々と謎です。とりあえずこんな情報もあったよ、程度に試してみると良いと思います。

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