シンガポール航空 Airbus A380-800 Suites Class 搭乗記 / Review: Singapore Airlines Suites Class PEK-SIN

前提。

先日予告した通り、シンガポール航空 Airbus A380-800 Suites Class へマイルで搭乗してきましたので、そのレビューをしたいと思います。と言っても、既に随所のブログで手垢が付きまくったものなので、参考程度というか素人の感想をお読み頂ければ幸いです。

ちなみに何故北京から?と思われる方がいるかと思います。簡単に言うと、A380-800 で取れるルートがそこしかなかったからです。この手のレビューだと大体がシンガポールから北京へ向かっています。理由は簡単で「シンガポール チャンギ国際空港のプライベートルーム(ラウンジ)がものすごいから」です。それを特集するだけでアクセスが稼げるネタになるからだと思います。

となると当然争奪戦になるのは必須です。理由は以下の通り。

  1. 特典(マイル)の開放枠が1便につき1枠のみ
  2. First/Suitesクラスもグレードがあり、777-300ERとA380-800の2機種が運行している
  3. 移動しやすい日中枠がA380-800(SIN-PEK)

そしてこれが一番の問題だったのですが…この特典。当初は片道35,000マイルとすさまじいコスパでした。当然、 自分が稼げればどうなっても構わない様なアクセス乞食したいブログやYoutuberがこぞって取り上げまくりました。結果、競争激化。そして改悪といつも通りの流れに。

最終的に取れたのが、この北京-シンガポール(PEK-SIN)だった訳です。ちなみにこの区間を正規の金額で取ると片道大体25~40万程度だそうです。

今回の旅程はこんな感じにしました。

  1. 羽田空港から関西国際空港 (NH099)
  2. 関西国際空港から北京首都国際空港 (NH979)
  3. 北京首都国際空港からチャンギ国際空港 (特典 SQ807)
  4. チャンギ国際空港からスカルノ・ハッタ国際空港 (QZ267)
  5. スカルノ・ハッタ国際空港から成田空港 (特典 JL726)

なんでこんな旅程になったかというと、1と2はアップグレードポイントを使えず仕方なく変更したけれど全く使えないANAコインの消化の為です。昼間は普通に仕事だったので、夜から移動したかったのですが夜間の北京行きはありません。そこで関空経由で早朝北京入りにしました。ANAにしたのはもうひとつ理由があって、SFCなのでラウンジが使えたり荷物が大量に持ち込めたりと移動が楽だったというのもあります。

3が今回の目的のスイートクラス便。4と5は何故かと言うとJALの特典ビジネスで帰る予定だったのですが、シンガポールから東京へ帰る路線が満員だった事と今年は9月に1度乗っているので面白くなかったからです。それならば…と周辺の国を探したらジャカルタから成田行きが取り放題だったのでそちらにした訳です。バリ島は行った事がありましたが、ジャカルタは行った事がなかったので見てみたいというのも理由です。

北京空港にて



早速、北京空港へと飛び入国審査を済ませました。当日のトランジットを怪しまれたものの問題無く入国。相変わらず厳重な中国です。その足で、即シンガポール航空のカウンターを探しました。

カウンターはやはりというか、スイート・ファーストの専用レーンがありました。勿論職員は専属で張り付いています。が、誰も来ないようで終始暇そうでした。



早速発券、預け荷物はひとつなのですんなりと申し込み完了。ラウンジの場所等を教えて頂きました。



下の”BGS”がラウンジだそうです。ここにはいくつかのラウンジがあるのですが、中国と言えばチャイナエア。このラウンジが一番豪華で良いものがあります。他の航空会社は全て?このBGSへ詰め込まれているようです。場所も分かりにくい所にありました。

BGSラウンジ



チャイナエアのラウンジへ行った事がある人は判ると思いますが、そちら方面です。ちょうどスターバックスコーヒーの右脇を抜けていくと、この看板が見えてきます。ここを左に行けばチャイナエアのラウンジ。まっすぐ行って先に見えるエレベータか階段を登ればBGSラウンジへ行く事ができます。



一見豪華そうに見えますが、席数もかなり少なくて寂しい感じです。さすがに羽田空港 ANA LOUNGE ほどしょぼくはありませんが…チャイナエアのラウンジと比較してもかなり寂しかったです。ただ、置いてあるものは品数は少ないもののチャイナエアラウンジと同じものでした。



シェフに頼むと作ってもらえる「きのこいりラーメン」だそうです。味は悪くなかったです。

そんなこんなで搭乗



※ 写真がとてもノイジーです。暗所なのにも関わらず設定せずRAWで撮ってしまい、編集しても取り返しがつかないレベルでした。。

シンガポール航空の A380-800 には4タイプの席があります。大きく分けると2タイプで、スイートクラスのシートが6席モデルと12席モデルです。6席モデルの方が新しい方で、より広くより快適に過ごせるようになりました。左右3席ずつで6席なのですが、この前後席は壁が取り外せる為ワンルームの様な広さで搭乗する事も可能です。

12席モデルは左右4席と中央4席です。中央4席は前後で2席ずつとなっています。この中央席に限り壁が外せるので広い1席として利用する事も可能です(後述)

ちなみにこの予約をしてから最初は12席だったはずが、途中で機材変更の為6席になりましたというメールが届き、更に出発の直前にまた12席に機材変更になりました。。何故こんなにコロコロ変わるのかは不明ですが、こういう事もあるようです。A380から777-300に変わったらガッカリする所でしたが、良しとします。

今回は3Dという中央席を指定して搭乗させて頂きました。



※ 写真がとてもノイジーです。

シートはダイヤモンドキルティングで統一されています。シート幅もかなり広く、自分が座るシートの前にもシートとクッションがあるという贅沢な仕様でした。正面にはモニタがあり、ここでエンターテイメントを楽しむ事ができます。



ヘッドホンは、バング&オルフセンのノイズキャンセリング機能付き。BOSEだと聞いていたのですが、こちらの方が良かったです。(QC35 II 持ち)



隣がいないと、この様な写真が取れます。本当に広々です。真ん中と出入り口にはシェードがあるので、閉めればほぼ個室になります。漫画喫茶のアレを想像してもらえると解りやすいかも知れません。

機内食について



メニューもスイートクラス専用でした。シャンパンはドンペリ。と言ってもドンペリは個人的に好みじゃありません。まだピンドン(ドン・ペリニヨン ロゼ)の方が好きですし、クリュッグとかルイ・ロデレールの方が好みです。

とは言え、やはりここはシャンパンで乾杯するのがオツかな?と思い注文しました。

食事はコース料理となっています。ハラールやベジタリアン、ヴィーガンの対応も完璧に対応しています。自分は俗物なので、肉!海老!肉!!!というメニューを選択。

Canape: シンガポールチキンとラム肉のサテ
Bekary: オリーブオイルパン
Appetiser: 韓国絹ごし豆腐とロブスター
Soup: フレンチ オニオンスープ
Salad: ルッコラのサラダとトマト ドレッシング
Main Course: ヒレ肉のステーキ 野菜和え
Dessert: キャラメルアップルクリームケーキ(ベリー付き)



※ なんか今回写真がブレブレです。。

ビジネスでもスイートでも、ウェルカムドリンクは必ずシャンパンを頼んでしまう小市民(笑) これを飲まないと始まらない的な儀式みたいなモンです。この時点で既に離陸しているのですが、A380は本当に離陸したのか?という位静かで上昇角度もなだらかでした。離陸までは本を読んでいたので、離陸した事に気が付きませんでした。

離陸してからは、 ありとあらゆる国と言語の雑誌読みますか?新聞読みますか?と聞かれます。サービスとしてはとても良いのでしょうが、若干ウザくも感じました。Don’t disturb ボタンもあるので押しておけば良いのですが、そうすると食事もほっとかれそうなので止めました。



Canape: シンガポールチキンとラム肉のサテ
サテと言えば、マレー風の串焼きです。クアラルンプールのジャラン・アローのナイトマーケットでよく食べました。このタレが滅茶苦茶絶品なので、クレーシアへ行ったら是非食べてみてください。これとTigerビールのセットは癖になります。



Bekary: オリーブオイルパン
Appetiser: 韓国絹ごし豆腐とロブスター

パンについては特に言う事も無く美味しかったです。失敗したのは、ロブスター。ロブスター自体はとても美味しかったのですが、豆腐。韓国産豆腐は大雑把な味で、日本の滑らかな絹ごし豆腐に慣れているとどうしても口に合いませんでした。注文する時にロブスターしか見ていなかったのが大失敗。豆腐は残しつつ、ロブスターを完食。



Soup: フレンチ オニオンスープ
Salad: ルッコラのサラダとトマト ドレッシング

オニオンスープは若干濃い目でしたが、パンと絡めて飲むとGood。ルッコラのサラダも特筆すべき点は無いですが、普通に美味しかったです。フレンチのコース料理によくあるやつです。

ただこれ、地上ならともかく飛行機の上でフルコース料理が食べられるって凄い事ですよね。どうしても感想を “料理” に対してしてしまいがちですが、飛行機の上だと考えるととてつもない手間と労力が掛かっていると思います。



Main Course: ヒレ肉のステーキ 野菜和え

いやー、さすがメインディッシュ。機内でこんなに柔らかくて濃厚なお肉が食べられるなんて!と言わんばかりの肉でした。さすが二つ星・三ツ星レストランシェフが作ったものだと感心するばかりです。



Dessert: キャラメルアップルクリームケーキ(ベリー付き)

かなり甘めなクリームケーキ。下にクッキーが敷いてあって、両方同時に食べると甘さが中和されて良いです。ただ個人的にはシャンパンとか紅茶とかと合わせて食べたい感じですね。かなり甘かったです。

ベッドは快適そのもの



そうこうしている間に、就寝時間となりました。この路線は深夜帯で飛行するので、この様にベッドメイキングをしてくれます。席間のシェードを下ろしてドアを閉めれば完全に個室として静かに就寝する事ができます。勿論完全独立型ですし、飛行機の中に枕が2つ!という贅沢さ。



足元も広々としています。個室なのでスーツやワイシャツを脱いで気楽な格好で寝られるのも良いですね。自分はTシャツと短パンで寝る事にしました。



思う事。

ここでちょっと言いたい事があります。このベッド。公式サイトには「パートナーの方が隣接するスイートをご利用される場合、2室を一緒にし、ダブルサイズの客室としておくつろぎいただくことも可能です。」と書いてあります。



中央の横並び席の場合、間の壁を外してダブルベッドの様にする事ができます。ちょっとGoogleで検索すると、アクセス乞食ブロガーとかアクセス乞食Youtuberが一人で搭乗しているにも関わらず、頼んでダブルベッドにしてもらいました!とか書いている記事を相当数見かけます。寝返りをうてるのが信じられないとか言っている訳です。二人分の席を買った訳でも無いのに。中には1時間にも満たない時間しか寝ないのにダブルベッドにしてもらったとか、鬼か貴様はという人もいました。

このベッドメイキング、近くでずっと見ていたのですがスタッフの男性が3~5分掛けてやっていました。中央のカウンターを下げたりシート位置をあわせたり、更に敷き布団と掛け布団を他の場所からわざわざ運んできて、最後に枕もまた運んできて…とかなり大変そうでした。この作業を見ていたら、我欲を満たして他人へ自慢するだけにしかならないダブルベッド化を依頼する人の気持ちが全く理解できません。自分さえ良ければどうでもいいって日本人が増えたんですかね、と残念な気持ちにもなりました。



そんなこんなでチャンギ国際空港へ到着。(画像は翌日のものです)

シンガポールでの移動は Grab がマジでオススメです。GPSを見て登録可かどうか判断しているので現地じゃないと設定できませんが、そんなに難しく無いので東南アジアの移動には Grab を利用すると良いと思います。

そんなこんなで、シンガポール航空 Airbus A380-800 Suites Class 搭乗記を締めくくりたいと思います。

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