ロシアの観光ビザを自分で申請してみた。(2019年)

今年のゴールデンウィークにロシア(サンクトペテルブルク)へ 所用で 行く事になりました。ロシアと言えば勿論ビザが必須の国です。日本のパスポートを持っていると「観光ビザを取得する」事は滅多にないので意識する事はありませんでしたが、ロシアの場合は事前申請が必須となっています。ちなみに日本は190カ国(2018/7)でビザ免除となっているそうです。

で、ビザの取得が必要なのですが、一昔前の取得は大変面倒だったそうです。顔写真と滞在先の証明、旅程の確定、更に書類でロシア大使館へ提出する必要がありました。面倒なのが滞在先の証明です。現地ホテルや現地旅行会社から証明書を取得する必要があったそうです。

ところが今は昔。ビザの発給要件が緩和してある程度までオンラインでの申請が可能になりました。最終的には顔写真とロシア大使館で提出する必要はありますが、面倒な書類は全てオンラインでできるようになりました。申請用のフォーマットになって出力されるので、それを印刷して行けば良いのです。ところがネットを調べると2017,2018,2019年で申請用サイトが変わっていたり、痒いところに手が届かない情報が増えていたので、自分が申請して無事にビザを取得するまでの記録を残しておこうと思います。 詳細は査証申請 – 在日ロシア連邦大使館をご確認ください。

最初に必要コストをざっくりと説明すると、899ルーブル(1,537円)+証明写真代 です。 ただ、ロシア大使館の無い地域では、圧倒的に代行へ申し込むのが格安かつ安心だと思います。交通費も時間もバカにならないです。特に時間が面倒です。申請は月曜日から金曜日までの9時30分から12時30分(東京の場合)、しかも人数が多い場合、しっかりと足切りされてしまうようです。

こちらもネットで調べたところ、ロシアビザサポートサービスが一番お安いようで、\5,980 でした。ロシアビザーズだと\6,200です。

それでは必要書類を準備します。必要な書類は以下の通りです。

・バウチャー
・電子査証証明書
・証明写真(4.5cm * 3.5cm) ※注意
・パスポート

バウチャーは旅程証明書とか予約証明書です。これは後程説明しますが、ホテル等が決まっていなくても大丈夫です。自分は先立ってホテルを予約しておいたのでそちらを記載致しましたが、記載しなくても大丈夫です。

電子査証証明書は、ロシア外務省の専用のウエブサイトにて電子書類の形で申請することができます。全て英語ですがここは解説致します。

証明写真に注意と書いたのは理由があります。この証明写真サイズはパスポートに使うサイズですが、顔は大きめの方が良いようです。観光ビザ – 在日ロシア連邦大使館にはそんな記載は無い(背景が無地で、サングラスやカラーレンズ付きメガネ、帽子を着用していない状態で顔全体が正面から鮮明に写っているカラー写真)のですが、検索してみると「写真の不備で申請が受理されない例が増えています 」とありましたので、ちゃんとした写真を用意した方がいいと思います。自分は証明写真機で、少し前に腰掛けて顔を大きめに撮るようにしました。

パスポートは言わずもがなです。有効期限が半年以上残っている事と、ページ数に余裕が無いと駄目です。というのも、ビザはパスポートにきっちり貼られるからです。

流れを説明すると以下のようになります。

1. ネットでバウチャーを購入
2. ロシア外務省のサイトで電子査証証明書を取得(ここでバウチャー情報が必須)
3. 全て印刷して証明写真とパスポート、全て持参してロシア大使館へ申請
4. 申請書類とパスポートを預けて2週間待つ
5. ロシア大使館へ取りに行く

以上です。ちなみに家族や友人の申請も同時に可能です。但し、バウチャーは人数分必要、申請時には全員分のパスポートも必要なのでご注意ください。この辺りに触れているサイトがほぼ無かったので参考になれば幸いです。

あとパスポートはロシア大使館へ一時預かりされます。なので急に海外へ行く必要ができた!という場合には大変困ります。その場合、申請時間を短縮する裏技があります。地獄の沙汰も何とやら、というわけで申請時にお金を払えば申請時間が短縮できます。

価格は以下の通り(観光と通過ビザの場合)
・ 3営業日以内 \10,000
・ 4-10営業日以内 \4,000
・ 11営業日以内 無料

営業日というのがミソで、土日は日付に含みません。つまり無料で申請するには2週間が必要になります。

それではバウチャーの申請をしてみましょう。TravelRussia.su にアクセスします。直接の申請ページはこちらですが、サイトの構成が変わっていたりするといけませんのでトップページからアクセスします。トップの [Tourist invitation] というボタンをクリックし、次のページで [Order an invitation]をクリックします。



(右上の Currency を Roubles に変更、これが一番お安いはず)

Nationality on Passport: Japan
 Tourist invitation, group 1, single entry 899 RUR <- ここにチェック
 Tourist invitation, group 1, double entry 999 RUR
Invitation Delivery Method: [ ? ] E-mail – free (を選択)
Sex: (性別)
Given Name : (名前)
Family name : (名字)
Date of birth: (誕生日 日付:月:年 の順で)
Passport Number: (パスポート番号)
Date of Arrival to / Exit from Russia: (入国日と出国日)
Children: (子供)
Vehicle: (乗り物、自分はレンタカーと会社名を記載)
Your comment to the order: (その他)

シングルビザとダブルビザの違いですが、シングルビザはロシアへ1回のみ入国が可能、ダブルビザは一度ロシアへ入国後、第三国へ出国された後に再入国が可能です。ちなみにビザの有効期限はシングル、ダブルともに30日となっています。

次に「Cities to visit」で、現地での滞在する街の名前を選択します。自分はCity 1:でサンクトペテルブルクを選択しました。複数ある場合にはその旨を選択します。右側のHotel 1:にはその街で滞在するホテルを選択します。無い場合にはOtherを選択して、その下にホテル名を記載します。ちなみにホテルが決まっていない場合には、適当なホテル名を選択してください。大使館へ提出する書類にはホテル名が記載されないのです。よって適当に選ぼうがちゃんと記載しようが結果は恐らく変わらないと思います。但し、ロシア大使館や入国時に宿泊先を聞かれる可能性は十分あります。普通に予約していくのが懸命だと思います。以前、ロシアでは無いのですが、バリ島の入国時に滞在するホテル名を聞かれた事があります。

次は支払い方法です。「Payment methods」の一覧から選択する必要があります。一般的には一番上のクレジットカードで良いと思います。自分はペイパルで支払いする方法を選択しました。

最後に「Your contact details」 連絡先です。勿論自分の名前で構いません。家族や友人の場合には、ロシア大使館へ行く代表者の名前を記載します。

Given Name : (名前)
Family name : (名字)
E-mail: (メールアドレス)
Phone number: (電話番号 +81 をつけて頭の 0 を消して記載する)

最後に 「I have read and accepted with TravelRussia.SU Terms and Conditions 」のチェックを入れて、[NEXT]を押します。



Thanks の表示と Order ID が表示されます。この直後に登録したメールアドレスへメールが届きます。支払いの為です。



リンクをクリックすると支払いサイトに飛びます、飛ぶはずです。



Not Paid になっていて、まだ支払いしてないよって感じに表示されます。クレジットカードの場合には下の方にある「PAY BY CREDIT CARD」をクリックします。ペイパルの場合には分かりやすいボタンがあるので間違える事は無いでしょう。



支払うとこんな感じになります。支払いが確認すると、
TravelRussia.su – Tourist invitation ***** for 名前 was paid
というタイトルのメールが届きます。

更に待つと
TravelRussia.su – Tourist invitation ***** for 名前 was ready
というタイトルのメールが届きます。本文にリンク先が書かれているはずなので、クリックします。本文はこんな感じです。

Step 1. Click on the link of your order (リンク先)
Step 2. Click on the red button “Download invitation
Step 3. Take all the necessary  documents, go to the Consulate of the Russian Federation and apply for russian visa.

リンクをクリックして、バウチャーをダウンロードしてね。あとは必要な書類を用意してロシア大使館へ行って申請してねという感じです。と言っても、まだ電子査証申請書を作成しなくては行けないので、ロシア連邦外務省のサイトで申請をします。

その前にダウンロードしたバウチャーを確認します。pdf形式のはずです。まずはこれを印刷する必要があります。 但しこのバウチャー、ロシア語が含まれていてコンビニプリントでは印刷されない事があるようです。勿論それらが印刷されていないバウチャーは無効となりますし、ロシア大使館へ行っても門前払いを食らいます。ご注意ください。



バウチャーはこんな感じです。ネットで「ロシア バウチャー」と検索すると違う物が表示される事があるようです。どうやらこの発行会社が2018年で変わっているらしく、ネットの情報を鵜呑みにして入力すると発行会社の旧住所で申請してしまう為、やはり申請が通らない事があるようです。住所等に間違いが無いかどうか、必ず確認してください。2019年2月ではこの書式ですが、勿論変わる可能性も高いと思います。

それでは、ロシア連邦外務省領事局査証専用サイトから電子申請書を作成しましょう。最初のページは割愛します。読めばわかるはずなので。その次のページではパスワードの入力を求められます。これ、何のパスワード?と思ったのですが、あとで申請書類を確認したり途中で入力を止めた申請書の続きを作成する為に使います。何でもいいのですが、ある程度の長さと複雑さが無いとエラーになります


【査証の情報】

Nationality(国籍) : JAPAN
If you had USSR…(ロシア国籍の有無) : no
Purpose if visit section (旅行目的) : TOURISM(車での観光)
Purpose if visit section : AUTOMOBILE-TOURISM(車での観光)
Visa category ant type : COMMON-TOURIST(普通観光)

Number of entires : SINGLE (複数回行く予定の方は Double で)
ロシアへの入国・出国日

となります。自分はレンタカーでの観光を目的としたのでAUTOMOBILE-TOURISMにしました。特にレンタカーを使う目的が無くても、いざ現地に行ったらレンタカー借りたい!って思う事もあるので、こちらにしておいても良いと思います。Uberが走ってるので、それほどでも…という方は普通の TOURISMで良いと思います。

余談ですが、サンクトペテルブルクは非常に運転のしやすい国でした。高速道路の支払い方法もガソリンの給油方法もEUと似ていて簡単でしたし、何より雪さえなければかなり快適に移動できます。そこらじゅうに駐車できるスペースもあるのでトライしても良いと思います。但しレッカーマークの警告があるところへ駐車するのは止めましょう。



【個人的な情報】

名前 : パスポートの通りにローマ字で記載
名字 : パスポートの通りにローマ字で記載
他の名前(ミドルネーム等) : no (女性は旧姓を書きます)
性別 : 普通に書いてください
生年月日 : 普通に書いてください
Your place of birth(生まれた国) : JPN(パスポート通りに記載)
If you were born… : no ロシア生まれの方はyes。



【旅券の情報】

パスポートの通りに旅券番号を入力 (TK*******)
パスポートの通りに旅券発行日を入力 (例 31/08/2012 等)
パスポートの通りに旅券有効期限を入力 (例 31/08/2022 等)



【訪問の情報】

Which instiution you… : Travel company (この手順に沿っていればこれ)
Name of organization : Palytra Travel Agency
Address : 191036, Ligovsky pr. 10 office 2133, St. Petersburg, Russia.
Reference Number : 000293
Comfirmation Number : ****** (取得したバウチャー TOURIST VOUCHER)

Itinererary (Place of visit) : 旅程です。自分は St. Petersburg のみ
Do you have medial… : no
 旅行保険です。クレジットカード付帯の物があるのですがややこしいのでno にしてしまいました。問題なかったです。
Have you ever … : no (初めてのロシア滞在なので)



【連絡先とその他の情報】

Do you have a permanent … : 日本の住所を記載しましょう
Do you work (stady) in … : 就職先や就学先の情報です
Children under 16 years… : no お子様のいる家族で行く場合にはyesで

自分の住所はともかく、下の就職先情報は必要なのかなぁ…とも思いましたが、書かなくてビザの発行が遅れるのも嫌でしたので書きました。とは言え、在籍確認等も無いので適当でもいいかも知れませんが。トラブルが起きた時の責任は取れません。



【査証申請先と日付】

Select the locations where … : EMBASSY OF THE RUSSIAN FEDERATION IN JAPAN

どの大使館へ申請するかという情報です。ちなみに上記は東京のロシア大使館なので地方の方は注意しましょう。



入力した情報に間違いが無い事を確認して登録します。それでは最初に書いた書類を準備して、ロシア大使館へ向かいます。



こちらがロシア大使館のビザ申請窓口。最初は入り口を見つけられず、これを見た時にはぶっちゃけ牢屋の入り口かと思いました(笑) こちらをくぐると、右側に階段があって奥に申請窓口があります。自分は9:20に到着しましたが、GWが近いという事もあり20人程待っていました。



この機械で順番待ち用の紙を出力します。待ち人数が出るのであまりにも多い場合には外に出ていても良いようですが、飛ばされると取り直しになるようなのでおすすめはしません。



壁には申請手順の方法やちょっとした記載用の台があります。とは言え、ここで書類が足りてないとほぼ摘んでしまうので、しっかりと準備していきましょう。

窓口は3つありますが、基本的に申請は真ん中の2番のみで行われます。申請書類一式とパスポートを厳重に囲まれた鉄の箱に入れると、中に引き込まれて職員さんがチェックしてくれます。ここで受理番号の書類が頂ければ、ほぼ申請は通ったとみて大丈夫でしょう。その紙は引き換えの際に必ず必要となるので、絶対になくさないようにします

2週間後、窓口へ行き並ばずに1番窓口(一番左側)へ行って、受理番号の書類を渡す事でビザがもらえます。ビザはパスポートにしっかりと貼られているので落とす事はまず無いでしょう。



こんな感じです。さすが厳格ですね。ちなみに記載ミスがあると勿論渡航できなくなります。入国時にハネられるそうなので、この記載に間違いが無い事も確認しておきましょう。

現地では特に気にする事も無く、他国と同じようにイミグレを受ければ大丈夫です。バウチャーを確認される事もなければ、目的等を聞かれる事もありませんでした。

最後に余談ですが、レンタカー会社は空港を出た正面の駐車場3階にカウンターがあります。ここ、1階から行こうとすると物凄く大変です。(めちゃくちゃ探しました) そこでDeparture(3階)へ上がり、空港ホテルの「パーク イン バイ ラディソン プルコヴォ エアポー」を目指しましょう。

そこを背にして正面を向くと、パーキングP3が目の前にあります。この中に入れば大半のレンタカー会社のカウンターがあり、ここから出発できます。勿論帰りもここへ戻します。

それでは良き旅を!

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