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クールスーツ自作

夏のレース。
車内は40度を越え灼熱地獄となります。
クーラーを入れて走りたいけど、そんな事したら水温があがってしまいます。
というわけでクールスーツというものの出番。

stand21 DRIVER COOLING SYSTEM
http://www.stand21.jp/products/suit/underwear.html

ウエアに細いチューブが縫い付けてあり、ここに冷たい液体を流す事で身体を冷却するわけです。
マレーシア等の耐久レースでは、これが無いと脱水症状になったりと大変みたいです。
ただ、これ3~5万と非常に高価に上にボンベがまた高い。

ATSのでも1.8万
http://www.maruhamotors.co.jp/parts/cooldown.htm
安いのもあるけど、工業用。
http://www.anzen.ne.jp/heat/coolsuit.html

というわけで、簡易的なクールスーツを作りました。

photo_070815

まず、このベストは釣りに使う簡易なもの。楽天で2000円。
元々は浮くための発泡スチロールが入っていたのですが、全部取り外しました。
右側に置いてある青いのは、アイスノンの中身。
凍らないゲルタイプのアイスノンの中身を取り出して、耐久性の高い袋に詰め変えて密着。更にそれを二重にして弾けないように工夫しました。
これを胸ポケット2つ、腰ポケットに2つ入れる事で前面を冷却します。

photo 070815_2

これが裏側。
縦に2本垂れ下がっているのは、頭に巻くタイプのアイスノン。
肩と腰にマジックテープを接着し、取り外し可能かつズレないようになっています。

って、ここまで書くと適当に作ってるというように見えますが、実は医学的に冷やす場所を決めています。
まず両胸から脇付近。ここは太い血管(動脈の集中する部分)が集まっていて熱中症が起きた時はこの辺りを重点的に冷やします。背中も血液の集中する付近に設置しています。
本当は首の付け根辺りも入れたいですが。。
背中はバケットシートとの間で熱が篭るので、その対策です。
と、それなりに考えて作られています。
だいたい1.5kg程度で重さも無いし、袖も無いのでレーシングスーツの下に着込んでも動きが制限される事はありません。

冷えたものを入れると結露が気になりますが、背中のベルトは布で包まれているから問題なし。
前面はポケットに入っているので、こちらも問題なし。
そもそも釣りの時に海に落ちても大丈夫な様に着るものなので、結露しても問題なしといい事づくめ。

これを選ぶまで色々な店に足を運んだのですが、この甲斐はあったようです。
エアコンが効いていない部屋で作業していても、まったく暑くなりません。
公認レースでは使えないけど、走行会や草レースではいい感じに使えると思います。

トータル3000円くらいで完成。
後は実際に色々と使ってみて、ゲルを入れた袋の耐久性を見るだけですね。
次回が楽しみです。

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