2006Joy耐 本番!

今回はドライバーとしての視点で書いてみます。
あくまでプロ的な視点でばっさりといきます。
自分的にはお遊戯では済まされないと思っています。

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当日未明、マイカーでのんびりと出発。
前日までに準備は全部終わっていて、車に荷物を積んで置いた。
やっぱりこうでないとな~と思う。
もてぎ着は 5:30頃、すでにゲートは開いていたので入場。

全車はピット前駐車場に入れないので、第三駐車場に駐車して
メンバーと合流。
徹夜で来ているので少しだるいが、気持ちは明るい。
今日でベストになるように体調を調整していたので、懸念事項はまったく無い。

ピットは相変わらずの状態。
毎回思うが、ピットは早い者勝ちとはいえ、譲り合って使うの精神はまったく無い。
前日から確保し、そのままピット裏にまでテントを張る。
勿論、他人の通行は許可しない・・・とマナーの悪さが光る。
今回はたまたま知り合いのチームがピットを確保していてくれたため、
その脇が使える事になったが・・・。

そして、車検。
やっぱり急場で付けた安全タンクが問題となり、急遽純正タンクに戻す事になる。
第二回目練習走行時に、純正タンクでもタイム的にはいけるのがわかったので
「トラブルの種を作るよりは、純正のまま他の場所を詰めよう」と言っていたのですが。
指摘された箇所は2箇所。
・ホースの配管が統一されていないといけない
・ホースはねじ止め式でないといけない(ホースバンドはだめ)

これが両方とも引っかかっていた。
2番目については初耳だったので仕方ないだが、1番目については予備車検時に指摘を受けている。
この見落としは正直ありえない。チームのマネージメント能力の低さを実感した。

だが、純正タンクへの戻しは素晴らしかった。
数名安全タンクに未練があったメンバーもいた(作業も手伝わない)が、
殆どのスタッフは車検に受かるべく、自分のできる作業を的確にこなしていたと思う。
この点は昨年よりも大幅に改善されていた。
この一年で成長できたスタッフとできなかったスタッフに大きな格差を感じた。

だが、やはり穴は大きかった。
安全タンクに30L程度のガスが入った状態で取ったコーナーウエイト調整が、裏目に出てしまう事になる。
予選第一ドライバの結果は 2’24.588
練習走行もまともにしていない事を考えると、去年のベストも更新しているし、まずまずの結果。
ただ、当人の感想としては「アンダーがキツい」「フロントのパッドがロックしすぎる」だった。
「ロックしてエンジンが止まる」というのもある。
パッドについては昨年と同じモノ(新品)を使っているので、自分の好みではある。
が、アンダーをどうすればいいのか悩む。

最終的に空気圧の調整で、後は乗り方を変える方向にするようにした。
かなり効きの悪いパッドにするという案もあった。
しかし、そのパッドでは練習走行の時に2’22秒しかでなかったので、それは避けたい。
賭けでもあったが、ここは自分の好みに合うパッドで行きたかったのもある。

そして自分の予選。
一言で言えば、自分の実力不足に尽きる。
アンダーなのはわかっていたので、その点はそんなに問題ではなかった。
問題は、アタックするチャンスを作れるかという事だった。
アウトラップの際、S字で白煙を上げた車がありオイルを巻いた。
このため、S字では無理ができなくなる。

その後、抜いてきたEK9に終始悩まされる事になった。
オイル旗を抜け、みんながそこそこスロー走行時。
インを付かれたので、軽く譲ったのが失敗の始まり。
この車、後ろを見てないようでわざわざ後ろから半身出して、ヘッドライトつけて
インを伺っても無理やり被せて来る始末。
これを抜けなかった自分の腕不足が痛い。

ちなみに、CR-X(EF8)は最大出力 160ps / 15.5 kg-m。
EK9は最大出力 185ps / 16.3 kg-m。
その差25馬力は歴然だった。ストレートではどんどん離される。

そして、その後どこかでスピンした車の撤去で赤旗中断になり・・・
再スタート直後、ガス欠症状が再発したためアクセルを踏んでも加速しないという
状態になって、27秒台しかタイムが出せず終了。
ピットに戻り、悔しさの余り久しぶりに吼えました。

ベストラップ (640*480 wmv9 / 19.94MB)
https://nakoruru.jp/download/06joy_best.wmv

第一・第二ドライバの比較 (640*480 wmv9 / 18.68MB)
https://nakoruru.jp/download/06joy_prvs.wmv

比較で面白いのが、二人ともかなり似た運転をしている事。
だから何度か左右の音がまったく同じ上がり方をしている。

違う点をあげてみる。
コーナ中にハーフスロットルで我慢する自分とアクセルで挙動変化を与える印の人。
コーナリング中のステアの切り方が、自分の方が多少少ない。
大きく違う点は、ヘアピンからビクトリーコーナーまで。
元々印の人は細かなコーナーが苦手なので、これは仕方ないのかも知れない。
ただ、このアプローチの仕方で2.5秒も違う事を考えると、
ストレートの速度を稼ぐ運転が、いかにタイムに影響するかという事がわかる。
ちなみに、その後第三ドライバが走行。2’26~28秒でした。

予選終了時、右ドラシャブーツの破れを確認する。
(よくよく考えると、左コーナ時に走行時に微妙な微振動があった。)
そのO/Hのため、メカが必死に修理をする。
だが、ここで大きなトラブルを起こしてしまう事となる。

O/Hに当たったメカが初経験(!)のため、インナー側のベアリングの取り付けを
逆につけてしまったのである。
このため走行直後に割れてしまい、まともに走れる車では無くなってしまった。

ただ、この点についてはメカを責める事はできない。
あの様な多忙を極めた状態の中で、整備書も無く付ける事自体がそもそもの間違いである。
責められるべきは過去に同様のトラブルを起こし、気を付けるべき点がわかっていたのに
それを指示できなかった一部のメンバーにあると思う。
更に、予備のドライブシャフトASSYをすべて忘れるという不始末もある。
これは、前もって持参する荷物のリストを作るなりしてチェックをすれば避けられたと思われる。
やはりチームのマネジメント能力の低さは隠し様が無い事実である。
(あくまでドライバの視点での話)
それでも、コンソレレースの前までに作業を終わらせる事ができたスタッフの力は
成長の証だと考える。

そして、運命のコンソレ4時間耐久のスタート。
ローリングスタート・・・というより、動き出した時点でドライブシャフトにトラブルが
起こっていたのは明らかだった。
まず、まっすぐに走らない。ハンドルがブレる、左に曲がった時だけ異様にガタガタいう・・・
あげく、シフトアップした瞬間にガキン!っとヤバそうな音がする。
それでもフラットスポットの可能性も捨て切れなかったため、必死で車をコントロールした。
そもそも車がまったく曲がらない。
仕方ないので最後の方はオーバースピードで突っ込んで、ハーフスピンしながら曲げた。

総合8位クラス4位でスタートし、3周目には総合6位クラス2位までポジションを上げる。
2周目に23秒台、後は25秒台で走行できるように労わりながら走る。
給油に入る前に26秒に落ちた以外は、25秒台で周回した。
それでも周回を重ねる毎に、左からの振動は酷く狙ったラインを外す。
最終前の大きく左に曲がる所は、いつすっ飛ぶかわからない恐怖が常に付きまとっていた。

その後、予定周回を終わらせてピットインするも、やはり予想通りドラシャトラブルだった。
ドラシャを抜いてブーツを剥ぐと、割れた部品が。
予備はすべて忘れていたのでこの時点で終了、リタイヤとなる。

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これが一連の今年の流れでした。
やはりスタッフの慣れと成長の差はすさまじいものがありました。
それに、車も壊さず他の車にも迷惑を掛けず無事に帰ってこれたのは、ひとつの成果だと思います。

来年はまだどうなるかはわかりません。
ただ現状より「勝てる可能性」は欲しいですね。
色々な面を含めて。

「2006Joy耐 本番!」への2件のフィードバック

  1. お疲れさま。HPの報告が遅いので良い結果ではないのは予想してたけどネ。
    実は昨年の結果が今回の様になるのではないのかな、と予想していたんだ。
    故に昨年の結果が予想以上だっただけに今回は経験を活かし切れなかった、
    という感じだネ。しかし無事でなによりでした。

  2. 文中にも書いた通り、スタッフの成長度合いの差が出たんだと思いますよ。
    前回に比べて、相当頼れるメンバーもいれば
    まったく変わらないどころか、むしろ前回より甘ちゃんが何名かいただけです。

    残念だけど未練は無いですね。
    当然の結果だと思います。

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