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ディスポーザー DIY取付 (Waste King L-2600)

※ これは参考資料です。ディスポーザーの取付は自治体ごとに決まりがあります。例えば東京都では、東京都水道局が 「ディスポーザ排水処理システム」の設置について と難しい事を書いています。勝手に設置してはいけません。というわけで、こんな手順で取付するんだという簡単な指南書です。勿論、これを参考にして作業を行って何かあっても、当方は全ての件において責任を負いませんし知りません。DIYとはそういうものです。

 

一般的な排水部分です。太くなっている所に水を貯めて下水の臭いを上がってこさせないようにするタイプ。流しの方についてる部分を回せば簡単に取れます。


取れました。

ディスポーザーの口径は115mm、流しは180mmが最近の標準です。そこで取付する為のアダプターを用意します。「ディスポーザー専用口金調整アダプター」でググると買えます。大体3,000円くらいです。これを流しに置きます。間にちゃんとゴムパッキンを挟んでください。

 

設置するとこんな感じ。流しの裏から元々ついていたでっかいボルト形状のプラスチックで止めます。

こちらはディスポーザー側。ディスポーザーについていた頭の部分を取り外しています。これも沢山のリングがついているので、全て外してパッキンのみつけておきます。

差し込んでみました。  バッチリです。それぞれゴムパッキンを挟んでいるので裏側からしっかり止めれば漏れる事はありません。

裏側に少し飛び出ていますが、ここに輪っかをつけて止めます。

間近で見るとこんな感じ。黒い輪っかで流しをしっかり挟み込んでいます。

ディスポーザー取付用金具を取付します。これもがっちり取付してください。ここがブレると、ディスポーザーが動作して振動した時に緩む原因になります。この銀色の部分にディスポーザーを引っ掛ける仕組みです。

今度は下水側です。海外のディスポーザーのパイプは細いのでアダプターを付けます。これはホームセンターで普通に売っています。ここは圧が掛からないので、パイプを固定して臭いが漏れない程度で大丈夫です。

ディスポーザー側の排出パイプを取付。

銀色の部分にディスポーザーを引っ掛けて固定したら、パイプを適当に仮組み。海外では、Disposal Installation Kit という名前で売っています。2,000円くらい。臭いが上昇してこない様に、S字トラップをつけています。日本の大抵の業者ではここがとてつもなく面倒、かつ漏水の原因になるので蛇腹パイプを使っているようですね。トラップ無しは論外ですが、自分的には蛇腹パイプもどうかなぁ?と思います。ちゃんと手間を掛けてパイプにするべきだと思います。40mm径で内部抵抗も少ないから蛇腹パイプでも大丈夫と謳っているようですが、個人的観点からすると、全く美しくない!!!のです。パイプが機能的に取り付けられている様は、やっぱり職人芸だと思うんですよね。完全に偏見バリバリですけど。

忘れてました。ディスポーザー固定部分。引っ掛けて4cm程回すと取付できます。簡単で合理的ですね。

配管位置を掛けて見直して、最も綺麗かつ効率的にする様にしました。配管漏れが一番怖い、しかも下水なので臭いも半端ないだろうという事で、シールテープを多様しています。画像には残っていませんが、この上から更にLLFAテープでがっちり固定しています。LLFAテープには使用期限がなく、施工後20年以上の耐候性があるので問題ありません。水は勿論、高温のスチーム・エア・ガス(都市、プロパン)・硫化水素などの様々な流体に対応しているので、この手の漏れ止めには最適だと思います。たかが数千円をケチってトラブルを起こしては意味がないので、がっちり止める事を最優先で取付けています。使う人がいちいちメンテを気にして使うのを控えるなんて愚の骨頂です。いつもはITですが、ジャンルは違えど根本的な考え方は変わりません。メンテフリーで気にせずガンガン使える、そういうシステムを常に心がけています。

さて、ディスポーザーが入ってしまったので流し台下の収納が使えなくなりました。よってカットします。当たる位置をダンボールで大体アタリをつけて、さっさと板をカットします。レンタルジグソー\600でできます。大きめのホームセンターならどこでもやってるかと思います。

切っただけだと収納として使えないので、切り取った板を適当に切り飛ばして収納部分を作ります。こんなもん目分量でどうにでもなります。

切ったら収納として使えるか確認。問題無く使えますね。手を切らないように、黒いゴムを取付ました。これも使う人の事を考えています。見えない所ですが、手を抜きたくない部分ですね。

電源の処理はこれです。ディスポーザー用の電源キット「Sink Top Air Switch Kit」です。水回りで使用できる様に、ボタンは配管を通して空気でやっています。つまりボタンを押すと空気が押されて、この機械に入って内部のスイッチを押された空気が押して電源が入るわけです。これも本当に安全かつ合理的で素晴らしいですね。ケーブルは綺麗に纏めて裏側へ収納しました。

ボタンは安全も兼ねて、扉を少し開けないと押せない部分に設置しました。このスイッチかなり重いので簡単に入る事はありませんが、万が一台所で作業中にスイッチが入ってしまうと、大惨事になりかねません。よって少し面倒でも安全第一で手間を書けないと動かないようにしています。とは言え、ディスポーザー自体そんなに頻繁に使うものでも無いので、これで良いと思います。

 

以上で完成、大体6時間程度で取付できました。大半が木材カットと配管パイプの調整時間です(笑)

ちなみにディスポーザーはアメリカではとても普及しており、その分価格帯も随分お安いです。例えば、Waste King Legend Series 1/2 HP であれば、送料込みで1万円です。日本で購入すると大体3倍から5倍はします。この辺りが普及しない原因かも知れませんね。

「ディスポーザー DIY取付 (Waste King L-2600)」への2件のフィードバック

  1. すばらしいです!参考にさせていただきました!感謝!!
    amazon.comで一式買って,
    総額1万台で設置できました!

    特にスイッチについての言及は大変ありがたいです.
    教えてもらわないとわからない要素で,
    安全面もデザイン面も文句なしにすばらしいです!!

    ディスポーザは本当に便利で,生活の質を向上させます.
    アメリカ人と同じ生活を日本人も享受できるようにすべきで,
    下水の処理能力が不足しているとしたら,行政の怠慢だと思います(汗

  2. >通りすがり様
    記事的にはまだまだ推敲しなくてはいけないと思いますが、お役に立てたようで何よりです。
    スイッチは自分も凄く不思議で、初めて見たときにはこの安全性に驚きました。
    恐らく、アメリカは失礼な言い方をすれば教育を受けている人、受けていない人の差が激しいので全て電気にしてしまうと感電したりするんでしょうね。
    だから、より簡単で安全性の高いものを作ったのだと思います。

    自分も積極的にごみ問題へは取り組むべきだと思いますね。
    ただディスポーザーに関して言えば、古いマンション等だと配管がとても狭いので詰まってしまうから…というものあるかも知れません。
    こういう所に補助金を出して欲しいなあと思います。

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